宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:05)
今日、C6.1の小規模フレアが発生しました。
また、M5.8の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/12 04:57 C4.1
02:30 C6.1
02:07 C2.1
5/11 23:18 C3.6
21:57 C4.2
18:33 C2.4
17:29 C2.9
17:02 C1.8
13:18 C2.0
12:35 C3.1
05:19 M1.8
02:44 C3.1
01:49 C3.3
01:19 C2.1
5/10 22:52 C4.2
22:33 C4.8
22:11 C1.9
21:22 C2.2
15:18 C3.6
14:54 C3.2
14:03 C8.4
13:03 M5.8
10:31 C2.4
05:46 M4.1
02:53 C1.5
01:26 C2.2

黒点  5/11 (NOAA)
磁場 フレア
1471 1 α ---
1476 50 βγδ M6
1477 1 α ---
1478 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:56 560 +2.2
-2 h 549 +0.2
-4 h 563 +0.8
-6 h 577 -0.2
-8 h 533 +1.6
-10 h 539 +2.2
-12 h 548 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -72 -/ -
-2 h -62 -/ -
-4 h -68 -/ -
-6 h -54 -/ -
-8 h -66 -/ -
-10 h -70 -/ -
-12 h -77 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
5/12 0.3 1x10^4
5/11 0.4 8x10^3
5/10 0.3 2x10^3
5/ 9 0.3 3x10^3
5/ 8 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 5/ 7 09:15 1476黒点群がMクラスフレアを起こしています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2012/ 5/ 8 10:21 M1.9の中規模フレアが発生してCMEも噴出しています。明日くらいから高速の太陽風が到来しそうです。
2012/ 5/ 9 10:56 コロナホールによる太陽風の乱れが始まりました。オーロラの活動も強まっています。
2012/ 5/10 09:12 Mクラスのフレアが3回発生しました。高速太陽風は600km/秒台に達し、オーロラ活動も活発です。
2012/ 5/11 13:08 1476黒点群の活発な活動が続いています。太陽風も高速状態が続いています。
最新のニュース

2012/ 5/12 09:05 更新
1476黒点群のフレア活動は続いています。太陽風の速度は少し下がりましたが、高速風は続いています。

担当 篠原

1476黒点群の活発なフレア活動は続いています。
昨日から今日にかけて、Mクラスのフレアは起こりませんでしたが、
C3.1、C2.8、C2.3、C4.3、C3.5、C2.1、C6.1、C4.1と、
C2以上のフレアを8回、C1から数えると20回のフレアを起こしています。

GOES衛星のX線グラフは、変化のピークは高くないものの、
小刻みな変化が絶え間なく起こっています。
また、X線カメラによる動画を掲載します。
中央の1476黒点群は、ちかちかと活発に輝いています。

引き続き、活発なフレアの発生が予想されます。
Mクラスや、Xクラスのフレアも発生する可能性があるので注目してください。


太陽風は、昨日のニュース以降、速度が550km/秒に下がり、
以降、ほぼ一日の間、この状態で安定しています。
少し下がりましたが、高速風は続いています。

磁場強度は4nT前後で推移しています。
次第に弱まってきている印象で、
太陽風の速度はゆっくりと下がって行きそうです。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
今回の高速風をもたらしたコロナホールは、もう太陽の西の端に近付いています。
次は、南西(右下)付近に見える小規模のコロナホールの影響が
どの程度地球に及ぶかです。

磁気圏のオーロラ活動は、AE指数で500nT前後の中小規模の活動が続いています。
これから、太陽風の乱れは弱まる傾向にあると思われるので、
磁気圏活動の規模も小さくなっていくでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、
青線のGOES-15のグラフが10,000の警戒レベルに達しています。
もう少し上昇しそうな雰囲気ですが、明日はどうなるでしょうか。



GOES-15のX線カメラによる、1476黒点群の活発なフレア活動。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。