宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:15)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/13 --- ---
4/12 --- ---
4/11 --- ---

黒点  4/13 (NOAA)
磁場 フレア
1454 3 β ---
1455 13 β ---
1456 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:07 561 -3.2
-2 h 495 -4.8
-4 h 505 -5.9
-6 h 556 -4.4
-8 h 538 -5.4
-10 h 504 -6.8
-12 h 458 -3.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -46 -/ -
-2 h -43 -/ -
-4 h -41 -/ -
-6 h -33 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
4/13 0.4 2x10^2
4/12 0.5 4x10^2
4/11 0.4 4x10^2
4/10 0.4 6x10^2
4/ 9 0.4 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/ 8 12:44 太陽でC2の小規模フレアが起きました。太陽風は低速の状態が続いています。
2012/ 4/ 9 10:45 太陽は無黒点になりそうです。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2012/ 4/10 11:37 昨夜、C3.9の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2012/ 4/11 11:44 速度の遅い太陽風が続いています。明日以降、高速の太陽風がやって来る可能性があります。
2012/ 4/12 08:48 太陽風は低速で、磁気圏も静かです。コロナホールによる高速太陽風が始まる可能性があります。
最新のニュース

2012/ 4/13 13:15 更新
高速太陽風が始まりました。現在は550km/秒の高速風が続いています。

担当 篠原

コロナホールによる太陽風の乱れが始まりました。
昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度が10nTに強まり、
やがて速度も上がり始めて、昨夜のうちに550km/秒の高速状態になりました。

12日23時(世界時12日14時)頃からは、
磁場の南北成分が南向きに振れるようになり、
その影響を受けて、磁気圏のオーロラ活動も活発化しています。
AE指数のグラフは13日0時(世界時12日15時)頃から太くなり始め、
1000nTに達する活発な変化も記録されています。

南極の昭和基地のオーロラの様子を紹介します。
AE指数で最も大きな変化が発生した頃の昭和基地の空です。


現在の太陽風は、速度は550km/秒と高速状態で安定していますが、
磁場強度は10nTから5nTに一段下がっています。
このことより、高速風領域の最高速度に達しているのではないかと思います。
SDO衛星AIA193で見えていたコロナホールは、
南北(縦方向)に広がっていましたが、
東西方向(横方向)の広がりはそれほど広くなく、
高速風の継続時間はあまり長くならないでしょう。
明日にはもう下がり始めているかもしれません。


太陽は、小さな活動領域があちこちに現われて、
SDO衛星の可視光写真では、小さな黒点が現われたり消えたりしています。
しかし、フレア活動としては、
1455黒点群でBクラスの小さなフレアが発生している程度です。




南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。