宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:45)
今日、C2.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 9 10:11 C2.6
4/ 8 01:53 C2.5
4/ 7 --- ---

黒点  4/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1450 1 α ---
1452 4 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:37 352 +0.4
-2 h 349 +0.1
-4 h 356 -0.6
-6 h 353 +0.0
-8 h 357 -1.5
-10 h 368 +1.2
-12 h 362 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -12 -/ -
-2 h -21 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
4/ 9 0.3 4x10^2
4/ 8 0.4 3x10^2
4/ 7 0.3 2x10^2
4/ 6 0.6 2x10^2
4/ 5 0.3 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/ 4 11:51 太陽風は低速の状態が続いています。太陽のフレアも静かです。
2012/ 4/ 5 09:43 太陽風の磁場が南向きに強まっています。オーロラの活動も強まっています。
2012/ 4/ 6 12:12 太陽風磁場南向きの影響で、活発な磁気圏活動が続きました。Cクラスの小規模フレアが発生しています。
2012/ 4/ 7 14:11 太陽は穏やかです。太陽風は低速ですが、南向き磁場の影響が見られています。
2012/ 4/ 8 12:44 太陽でC2の小規模フレアが起きました。太陽風は低速の状態が続いています。
最新のニュース

2012/ 4/ 9 10:45 更新
太陽は無黒点になりそうです。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

1450黒点群が太陽の西の端に消えようとしています。
現在、これ以外の黒点は見えず、
このまま行くと太陽は、2011年8月14日以来、
8ヶ月前ぶりの無黒点になるかもしれません。
ここでいう無黒点とは、SIDCのデータによるものです。
明日の太陽はどうなっているでしょうか。
(ただし、黒点数のデータが公開されるのは翌月です)

フレア活動は、Bクラスの小さな変化が度々発生しています。
この様子では、Cクラスに達する変化も発生するかもしれません。
と書いているところで、ちょうどC2.6の小規模フレアが発生しました。
GOES衛星のX線グラフの最後に、急な上昇が見えています。


太陽風は、速度がゆっくりと下がって、
350km/秒とより低速の状態になっています。
磁場強度も2〜4nTと弱まっていて、太陽風は穏やかです。

磁気圏の活動も穏やかで、AE指数は小さな変化が起きている程度です。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
コロナホールは太陽の中心線に達したところです。
コロナホールは、太陽の磁場が外側へ向かって広がっている領域です。
磁力線に沿ってコロナのプラズマが吹き出して行くため、
コロナは穴が開いた様に暗く見えます。

太陽の中心線に達したときに、プラズマは地球に向かって吹き出し、
およそ3日後に速度の高い太陽風となって到来します。
12日以降の太陽風の変化に注目してください。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。