宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (01:00)
昨日、C2.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が非常に強くなっています。放射線帯電子はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/25 --- ---
1/24 18:45 C2.5
1/23 12:37 M8.8
09:39 C1.6
05:42 C2.1

黒点  1/24 (NOAA)
磁場 フレア
1401 22 βγ C2
1402 11 β M9
1405 5 β ---
1407 5 β ---
1408 2 α ---
1409 3 β ---

太陽風 (ACE)
プロトン増加のため
速度の計測が不正確です
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
00:45 289 +12.5
-2 h 285 +4.1
-4 h 287 +6.6
-6 h 285 +7.1
-8 h 286 +6.1
-10 h 283 +6.8
-12 h 288 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
01:30 -21 -/ -
-2 h -21 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -28 -/ -
-12 h -32 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3806 3x10^3
1/24 3900 4x10^3
1/23 2750 7x10^1
1/22 3 6x10^1
1/21 4 5x10^1
1/20 1 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 1/20 12:24 M3.2の中規模フレアが発生し、地球方向にCMEが噴出しています。
2012/ 1/21 11:48 太陽は穏やかで、太陽風の速度はかなり遅くなっています。南向き磁場の影響でオーロラがやや強まっています。
2012/ 1/22 14:02 太陽風の磁場強度が強まっています。これからCMEの影響で、太陽風・磁気圏に擾乱が発生するかもしれません。
2012/ 1/23 11:30 太陽風の乱れが到来し、強い南向き磁場の影響で活発なオーロラ活動が発生しています。
2012/ 1/24 10:19 M8.7の中規模フレアが発生しました。今夜以降にかなり高速の太陽風が到来して、磁気圏が激しく乱れる可能性があります。
最新のニュース

2012/ 1/25 01:00 更新
太陽風の衝撃波が到来しました。磁場は北向きで、磁気圏の乱れは大きくありません。

担当 篠原

24日23時半(世界時24日14時半)に、太陽風の衝撃波がACE衛星に到来しました。
1日半というかなり短い時間での到来でしたが、
今朝のニュースで紹介した、
Spaceweather.comに掲載されていた予想時刻と見事に一致しています。

太陽風の磁場強度は、最大40nTにまで強まりました。
太陽放射線のために速度は測れていませんが、
太陽からの経過時間や、この後の地球までの経過時間などから、
800〜1000km/秒程度のかなり高い速度になっていたと考えられます。

そして、30分後に地球に到来して、
GOES衛星の磁場データに急激な増加をもたらしています。
この他、世界各地の地上磁場観測点でも、磁場急増の変化が観測されています。

地球磁気圏への影響度を決める太陽風磁場の南北成分は、
ここまでは完全に北向きに振れています。
このため、磁気圏のオーロラ活動は特に激しくはなっていないようです。

ノルウェーの北方のLongyearbyenのライブカメラの動画を掲載します。
衝撃波到来の最初に明るいオーロラが発生しますが、
時間とともに活動は弱まっています。


今後、しばらく時間が経過した段階で、
磁場が南向きに大きく切り替わることがあります。
その場合は、以降、磁気圏は大きく乱れるでしょう。


深夜ですが、速報としてお知らせします。



ACEによる、6時間幅の太陽風の変化。白線は磁場強度、赤線は南北成分、黄色の速度は不正確です。
(c) NOAA/SWPC


GOES衛星の磁場データ。衝撃波による急増が発生しています。
(c) NOAA/SWPC


ノルウェーのスバールバル島Longyearbyenで全天カメラによって撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。