宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:38)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/13 07:37 C2.5
06:16 C2.4
11/12 16:41 C2.6
01:41 C5.5
11/11 15:37 C4.2
03:15 C6.1
02:00 C3.7
00:48 C2.3

黒点 11/13 (NOAA)
磁場 フレア
1338 6 β ---
1339 26 βγ C6
1340 1 α ---
1341 4 β C2
1342 2 α ---
1343 1 α ---
1344 22 β C5
1345 2 β ---
1346 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:36 407 +0.9
-2 h 414 +0.5
-4 h 421 +0.0
-6 h 423 -0.5
-8 h 426 +0.4
-10 h 439 -0.3
-12 h 453 -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -17 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -22 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
11/13 0.4 3x10^2
11/12 0.4 2x10^2
11/11 0.4 3x10^2
11/10 0.4 2x10^2
11/ 9 0.5 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/11/ 8 09:53 太陽のフレア活動は弱まっています。太陽風は低速です。
2011/11/ 9 11:32 太陽は比較的穏やかな状態です。太陽風も平均的な速度で、磁気圏も穏やかです。
2011/11/10 12:24 太陽でM1のフレアが発生し、CMEが噴出しています。太陽風、磁気圏は静穏です。
2011/11/11 09:55 太陽でCクラスのフレアが発生しています。太陽風、磁気圏は静穏です。
2011/11/12 13:17 太陽風はやや低速で、磁気圏も穏やかです。今後、CMEの乱れが到来しそうです。
最新のニュース

2011/11/13 13:38 更新
CMEによる小規模の太陽風の乱れが到来しています。磁気圏への影響は小さく静穏です。

担当 篠原

昨日、12日14時(世界時12日5時)過ぎに、太陽風に変化が発生しました。
速度が360km/秒から450km/秒に上昇し、
磁場強度も5nTから8nTほどに強まりました。
変化としては、どちらも小規模です。

9日に発生したCMEの影響だと思われます。
しかし、速度の上昇が小さかったにも関わらず、
3日かからずに地球まで届いたのは少し早すぎるような印象もあります。

磁場の南北成分は、0nT付近にあり、
地球の磁気圏への影響は小さかった様です。
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフはほとんど変化していません。

この後、太陽風は低速風に戻り、
静穏な状態が続くでしょう。


太陽は、たくさん見えていた黒点群たちが次第に西に傾き、
東半分は寂しい太陽になってきました。

その中で、南東(左下)の端に1346黒点群が現われています。
また、北東(左上)の向こう側に活動的な領域がある様で、
GOES衛星X線カメラでは、フレアの活動が見られ、
SOHO LASCO C3では、CME(太陽ガスの放出現象)が噴出しています。
こちら側へ回ってきたときに、どのような黒点が見られるでしょうか。



SOHO衛星 LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

11/12 19:30 UT

11/12 20:30 UT

11/12 21:30 UT

11/12 22:30 UT


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。