宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:12)
昨日、C1.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/10 --- ---
10/ 9 22:22 C1.7
10/ 8 03:39 C2.7

黒点 10/10 (NOAA)
磁場 フレア
1309 1 α C1
1310 1 α ---
1311 1 α ---
1312 1 α ---
1313 6 β ---
1314 1 α C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 337 +6.8
-2 h 340 +0.4
-4 h 343 +4.6
-6 h 352 +2.4
-8 h 344 -1.5
-10 h 330 -0.7
-12 h 341 +4.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -17 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
10/10 0.3 2x10^1
10/ 9 0.4 3x10^2
10/ 8 0.4 2x10^2
10/ 7 0.3 4x10^2
10/ 6 0.7 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/10/ 5 15:25 太陽風は低速ですが、弱いオーロラの活動は続いています。CMEの影響はまだで、今後に注目です。
2011/10/ 6 10:12 CMEの乱れが到来し、オーロラが活発に発生しました。現在の磁気圏活動は弱まっています。
2011/10/ 7 10:32 CMEの影響は終わり、穏やかな太陽風に戻りつつあります。フレア活動は静かです。
2011/10/ 8 15:00 太陽風の速度は340km/秒に下がり、磁気圏も穏やかです。
2011/10/ 9 13:48 太陽風磁場が南向きに強まり、中規模のオーロラ活動が続いています。
最新のニュース

2011/10/10 13:12 更新
太陽風磁場がやや強まっていて、オーロラの活動もある程度見られています。太陽は静かです。

担当 篠原

太陽風の速度は、340km/秒と低速のまま推移しています。
昨日のニュースの頃に強まっていた磁場強度は、
その後5nTまで下がりましたが、
今朝から再び強まって、現在は8nTとやや強めの状態です。

速度は上がっていませんが、
磁場の変動はコロナホールと関係しているのかもしれません。

SDO AIA193の太陽写真では、
そのコロナホールは太陽の北西(右上)に遠ざかりつつあります。
太陽風の変動は今日いっぱいくらいで終わるのではないかと思います。

27日周期の図を見ると、昨日紹介した磁場の大まかな方向は、
TとAの間を大きく変化しています。
最終的にどちらに向くのでしょうか。


AE指数のグラフによると、500nT程度の中規模のオーロラ活動が、
グラフの前半と後半に発生しています。
これは、太陽風磁場の南北成分(ACEの図の赤線)が
南寄り(マイナス方向)になっていた時間帯です。

今後のオーロラの活動も、このグラフと同様に、
南北成分の振れ具合に注目です。


太陽の活動は穏やかです。
東の端から上がってきた1314黒点群が、
C1.7の小規模フレアと、Bクラスの小さなフレアを起こしている程度です。

この新しい黒点群も、現時点では活動が強まる様子は見られません。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。