宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:32)
昨日、C1.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内が荒れています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 7 --- ---
10/ 6 18:18 C1.9
10/ 5 21:36 C9.3
20:12 C6.2
19:42 C4.7
16:30 C2.4
09:09 C2.3

黒点 10/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1305 3 β ---
1306 3 β ---
1309 5 β ---
1310 4 β ---
1311 3 β ---
1312 1 α ---
1313 10 β C9

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 380 +4.8
-2 h 387 +7.3
-4 h 365 +5.6
-6 h 365 +3.4
-8 h 366 +3.6
-10 h 379 +0.4
-12 h 372 -1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -5 -46/ 9
-2 h -4 -35/ 15
-4 h -5 -27/ 9
-6 h -8 -18/ 7
-8 h -15 -23/ 7
-10 h -17 -16/ 12
-12 h -17 -9/ 11

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
10/ 7 0.3 4x10^2
10/ 6 0.7 7x10^2
10/ 5 0.5 4x10^3
10/ 4 0.4 3x10^3
10/ 3 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/10/ 2 12:48 太陽でM3.9の中規模フレアが発生し、CMEも噴き出しているようです。太陽風は高速になり、オーロラの活動も続いています。
2011/10/ 3 11:12 太陽風の乱れによって、オーロラの活動は続いています。今後もCMEの影響が続きそうです。
2011/10/ 4 12:57 太陽風磁場が南寄りになり、小規模のオーロラ活動が続いています。今後、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2011/10/ 5 15:25 太陽風は低速ですが、弱いオーロラの活動は続いています。CMEの影響はまだで、今後に注目です。
2011/10/ 6 10:12 CMEの乱れが到来し、オーロラが活発に発生しました。現在の磁気圏活動は弱まっています。
最新のニュース

2011/10/ 7 10:32 更新
CMEの影響は終わり、穏やかな太陽風に戻りつつあります。フレア活動は静かです。

担当 篠原

太陽風の磁場強度は、今朝まで10nT前後の強い状態が続きました。
プラズマの密度も10個/cm^3と高まっていて、
CMEの影響が続いていたのだと思われます。

太陽風の速度は380km/秒とやや遅めだったので、
磁場の強まりが長い時間続いたのでしょう。

最新のACEのデータでは、磁場強度は5nT近くに下がり、
プラズマの密度も数個/cm^3へ減少しつつあります。
CMEに関係する変化も、この辺りで終わりとなりそうです。


昨日お知らせしたオーロラの活発な活動の後、
太陽風の磁場は、ほとんど北向きに推移しました。
このため、オーロラの活動はずっと穏やかで、
今日のAE指数は、途中に400nTの小規模の変動が1つ見られる程度です

磁場強度の強まりも終わったことから、
今後の磁気圏は静かに推移するでしょう。


SDO衛星 AIA193では、太陽の北半球側の中央部に、
小さなコロナホールが見えます。
規模が小さいので、影響は限定的になりそうですが、
3日後の10日前後に、
太陽風の速度上昇などの変化が発生する可能性があります。


太陽のフレア活動は、より静かになっています。
昨日は、C1.4、C1.9と二つの小さな小規模フレアが発生しただけでした。

GOES衛星のX線動画を見ると、
1313黒点群などの東半球側の黒点群で、小さな活動は続いています。
今後、規模が拡大するかどうかに注目してください。




宇宙天気とは全く関係ない話題で恐縮ですが、
昨日、AppleのSteve Jobs氏が亡くなったとニュースで知りました。
この宇宙天気ニュースは、iMacで記事を書き、
Mac Proで記事ファイルを作成し、Mac miniで記事を配信しています。
出張中はiPhoneから記事を書くこともあります。
長い間ほんとうにありがとう。ご冥福をお祈り致します。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。