宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:12)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
また、M3.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 3 08:54 C7.6
06:39 C7.6
02:18 M1.4
10/ 2 23:53 C2.7
15:26 C2.4
09:33 M3.9
10/ 1 18:20 M1.3
17:49 C2.8
13:43 C4.1
03:43 M1.0

黒点 10/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1302 14 βγδ M1
1305 9 βγ M4
1306 1 α ---
1307 5 β C3
1308 1 α ---
1309 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:06 415 +2.3
-2 h 427 +2.5
-4 h 438 +1.3
-6 h 447 -3.2
-8 h 460 +1.1
-10 h 472 +2.0
-12 h 484 -2.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -14 -23/ 4
-2 h -16 -24/ 9
-4 h -19 -20/ 5
-6 h -17 -18/ 9
-8 h -16 -7/ 37
-10 h -21 -31/ 9
-12 h -19 -25/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^2
10/ 3 0.4 2x10^3
10/ 2 0.5 1x10^3
10/ 1 0.8 3x10^3
9/30 1.1 1x10^3
9/29 4.5 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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太陽風 7日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/28 11:44 太陽風の速度は下がり、擾乱は終わりつつあります。フレアも減少しています。
2011/ 9/29 08:05 高速の太陽風の太陽風が続き、オーロラも活発に発生しています。フレアの発生は弱まっている様です。
2011/ 9/30 10:09 太陽風は高速状態が続き、オーロラの激しい活動も起きました。
2011/10/ 1 14:15 太陽風の乱れによって、オーロラ活動が発生しました。太陽では中規模フレアが起きています。
2011/10/ 2 12:48 太陽でM3.9の中規模フレアが発生し、CMEも噴き出しているようです。太陽風は高速になり、オーロラの活動も続いています。
最新のニュース

2011/10/ 3 11:12 更新
太陽風の乱れによって、オーロラの活動は続いています。今後もCMEの影響が続きそうです。

担当 篠原

武田康男氏より、アラスカのフェアバンクスで撮影されたオーロラの写真が届きました。
武田康男さんは、2004年11月の大磁気嵐の時に、
低緯度オーロラの写真を紹介させていただいたことがあります。

オーロラの観測のためフェアバンクスに滞在中の
世界時10月1日8時45分にこのオーロラを撮影されたとのことです。
この頃、太陽風は速度450km/秒、磁場強度5nTと平均的な状態でしたが、
磁場が南向きに頻繁に振れていて、
この写真の頃に、AE指数で500nTのオーロラ活動が発生しています。

たいへん美しい写真をありがとうございます。
(写真の下の方の、薄い雲との重なり具合がきれいですね)
太陽風やAE指数の変化に対して、どの様なオーロラが極域で発生していたのか、
その関係を実感することができます。


現在の太陽風は、1日に発生した速度の高まりが終わりを迎え、
520km/秒から420km/秒へ、半日ほどかけて下がり続けているところです。

一方、磁場強度は5nTがほぼ続き、-3nTくらいの南向きが頻繁に発生しています。
このため、中規模のオーロラ活動が続いていて、
AE指数は、頻繁に300〜700nTくらいの変化をしています。

AE指数の図の後半、世界時2日21時頃の
南極・昭和基地のオーロラの様子を動画で紹介します。
この動画では、オーロラ爆発による激しい輝きが、
画面を右から左に移動して行く様子を見ることができます。
この爆発の後、写真の撮影間隔が細かくなり、
動画は前半よりもゆっくりと動くようになります。
注意してください。

昭和基地の観測もそろそろ終わりと書いてから、
連日のように美しいオーロラが撮影されています。


昨日のSTEREO Aheadの動画で、
最後にCMEの白いガスが左側に噴き出しかけていましたが、
その続きを掲載します。

CMEの噴出はそれほど激しいものではなかったようです。
この太陽風の乱れは、3日後の5日昼以降に地球到来となりそうです。

一方、昨日紹介したように、この前にもCMEは発生しており、
これらの影響も明日くらいにやって来ると思われます。

今日の段階では、太陽風の速度は下がっていますが、
この後も乱れ気味に推移しそうです。


太陽では、1302黒点群が元気を取り戻して、
C2.6、M1.3、C7.6とにぎやかにフレアを起こしています。
1305黒点群は少し落ち着いて、C7.6を起こした程度です。

1305黒点群も次第に西側に進んで、地球への影響は及びにくくなっています。



撮影:武田康男、撮影地:アラスカ・フェアバンクス、時刻:2011年10月1日8:45UT
(c) 武田康男


南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、世界時2日22時のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO aheadによるCMEの様子。地球は左方向にある。
(c) STEREO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。