宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:05)
昨日、M1.2の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/29 --- ---
9/28 22:17 M1.2
21:26 C9.3
17:10 C1.5
11:24 C2.1
05:32 C6.4
9/27 19:49 C1.9
17:04 C2.4
16:41 C3.3
13:35 C5.3
01:42 C4.9

黒点  9/28 (NOAA)
磁場 フレア
1301 1 α ---
1302 26 βγδ M1
1304 3 β ---
1305 1 α ---
1306 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:53 466 +2.0
-2 h 478 -0.5
-4 h 451 +0.4
-6 h 476 -0.7
-8 h 470 -0.8
-10 h 480 -2.6
-12 h 485 -2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -25 -30/ 3
-2 h -27 -29/ 2
-4 h -29 -29/ 5
-6 h -31 -23/ 30
-8 h -35 -49/ 10
-10 h -35 -45/ 7
-12 h -34 -53/ 29

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.2 4x10^2
9/29 4.3 6x10^2
9/28 6.4 1x10^3
9/27 27.7 1x10^3
9/26 35.7 2x10^2
9/25 23.7 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/24 10:32 太陽でフレア活動が続いています。太陽風はやや低速で、オーロラは穏やかです。
2011/ 9/25 11:04 太陽は、X1.9、M7.1など活発なフレア活動を続けています。今後、CMEの影響が地球に到来しそうです。
2011/ 9/26 15:01 太陽ではMクラスのフレアが頻繁に発生しています。太陽風と磁気圏は穏やかです。
2011/ 9/27 11:29 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。激しいオーロラの活動が発生し、大きな磁気嵐になっています。
2011/ 9/28 11:44 太陽風の速度は下がり、擾乱は終わりつつあります。フレアも減少しています。
最新のニュース

2011/ 9/29 08:05 更新
高速の太陽風の太陽風が続き、オーロラも活発に発生しています。フレアの発生は弱まっている様です。

担当 篠原

太陽風の速度は、500km/秒に下がったところで安定し、
昨日のニュースから今日の早朝まで、この状態が続きました。
今朝になって少し下がり、現在は470km/秒くらいです。

磁場強度も5nTと通常の値で落ち着いていて、
弱まることはありませんでした。

そして、磁場の南北成分は昨日同様南寄りの傾向が続いています。
特に、今日のACEの図の前半は、
振幅は-3nTと小さいですがずっと南向きになっています。


これに高めの速度が重なって、
磁気圏のオーロラ活動は強まった状態が続きました。
AE指数は、500〜800nTほどの中規模の変化が連続的に発生しています。

しかし、図の後半からは、太陽風の様子が変わりつつあるのか、
オーロラの活動は小さくなっています。


その太陽風の速度は、この後、次第に下がっていくと思われます。

SDO AIA193の太陽コロナ写真では、
太陽中央部の南半球側に小さなコロナホールが見えています。
明後日くらいに弱い影響が太陽風に見られるかもしれません。

放射線帯の高エネルギー電子は、
昨日以上に高まることはなく、低い値に留まっています。


太陽のフレア活動は、次第に弱まっている印象です。

昨日は、28日21時半(世界時28日12時半)にC9.3、
28日22時半(世界時28日13時半)にM1.2と、
ほぼ同じ規模の小さめの中規模フレアが1302黒点群で発生した程度です。

1302黒点群の大きさも、昨日のやや小さくなった姿そのままです。

今日も、フレアの発生は続くと思いますが、
その規模は次第に小さくなって行きそうです。



今朝は名古屋より更新しています。
快晴で気持ちのいい朝です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。