宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:04)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 1 --- ---
6/30 --- ---
6/29 --- ---

黒点  7/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1242 8 β ---
1243 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:53 331 -5.6
-2 h 317 -4.0
-4 h 314 -3.1
-6 h 320 -1.4
-8 h 332 -2.5
-10 h 322 +2.6
-12 h 330 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -19 1/ 8
-2 h -17 7/ 3
-4 h -14 10/ 8
-6 h -14 10/ 3
-8 h -12 11/ 4
-10 h -13 10/ 3
-12 h -12 7/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^2
7/ 1 0.4 3x10^3
6/30 0.4 5x10^3
6/29 0.3 5x10^3
6/28 0.4 6x10^3
6/27 0.3 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 6/26 11:29 太陽風速度は550km/秒に下がり、高速風は弱まりつつあります。
2011/ 6/27 11:41 高速太陽風は終わりつつあります。太陽もほとんど黒点が見えません。
2011/ 6/28 11:15 西に没した1236黒点群でフレアが続いています。太陽風は平均的な速度に戻りました。
2011/ 6/29 12:33 平均的な速度の太陽風が続いています。磁気圏は静穏です。
2011/ 6/30 09:39 太陽風は低速になり、磁気圏もとても静かです。1242黒点群が少し大きくなっています。
最新のニュース

2011/ 7/ 1 10:04 更新
太陽風の磁場強度が強まり、オーロラを強めています。コロナホールの影響が始まったのかもしれません。

担当 篠原

コロナホールの影響が始まったのでしょうか。
昨夜遅くから、小幅ですが太陽風に変化が現れています。
太陽風の磁場強度は5nTから9nTほどに強まり、
プラズマの密度も1個/cm^3から10個/cm^3へ増加しています。

太陽風の速度はまだ何も変化はなく、340km/秒程度と低速の状態です。


磁場が強まり始めるとともに、磁場の南北成分は南向きになり、
-5nTを超える程度のやや強めの南向きになっています。
この影響で磁気圏活動も強まり始めているようです。
AE指数のグラフは、まだ小さな変化しか見られませんが、
このグラフの直後の時間帯に、
昭和基地できれいなオーロラの活動が撮影されています。
動画をご覧ください。
公開されている写真の時間間隔が短くなり、
より臨場感のある動きを楽しめるようになりました。
その代わり、動画サイズがかなり大きくなっていますのでご注意下さい。


この変化がコロナホールの影響によるものであれば、
この後から速度にも変化が始まるでしょう。
磁場の南向きの傾向が続けば、引き続き活発なオーロラ活動が見られるでしょう。
今日から明後日にかけて、太陽風は擾乱の傾向が続くかもしれません。


一方、太陽の活動は静穏です。
目立ったフレアの活動はありません。
黒点も太陽の中央部に小さな群が新しく現れた程度です。



南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。