宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:19)
今日、C6.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/21 10:52 C6.8
6/20 00:17 C4.7
6/19 --- ---

黒点  6/21 (NOAA)
磁場 フレア
1236 7 βγ ---
1239 5 β ---
1240 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 405 +3.0
-2 h 406 -1.3
-4 h 400 -2.4
-6 h 390 -0.3
-8 h 405 -1.7
-10 h 400 +2.6
-12 h 403 +2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -15 -5/ 7
-2 h -15 1/ 10
-4 h -14 8/ 4
-6 h -13 3/ 10
-8 h -7 -1/ 7
-10 h -9 1/ 5
-12 h -12 -4/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
6/21 0.3 9x10^1
6/20 0.4 2x10^2
6/19 0.6 2x10^2
6/18 3.7 6x10^2
6/17 8.0 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 6/16 11:54 太陽風の速度は下がってきました。このまま穏やかな状態が続きそうです。
2011/ 6/17 09:31 C7の小規模フレアが発生しました。太陽風はやや高速の状態が続いています。
2011/ 6/18 08:30 太陽風に一時的な変化が発生しました。現在の太陽風は穏やかです。
2011/ 6/19 10:05 太陽風、磁気圏ともに穏やかです。フレア活動も静かです。
2011/ 6/20 11:47 太陽風はやや低速になっています。コロナホールが太陽の中心に見えています。
最新のニュース

2011/ 6/21 12:19 更新
400km/秒台の穏やかな太陽風が続いています。大きめのCクラスのフレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、400km/秒と平均的な状態が続いています。
27日周期の図を見ると、太陽風の速度(緑色線)は、
18日から3日間にわたって、平坦なグラフになっています。
磁場強度も、5〜6nTと平均的なレベルです。

磁気圏では、AE指数300〜500nTと小規模のオーロラ活動が起きています。
太陽風の状態を考えると、この程度の変化は起こりそうです。


太陽風は、明日までは穏やかな状態が続くでしょう。
そして、23日以降は、コロナホールによる高速風がやって来ると思われます。
SDO衛星AIA193の写真では、
南半球の中央にかなり濃くコロナホールが見えています。

この様子では、700km/秒台に達するような、かなり速い太陽風になるかもしれません。
高速風の立ち上がりでは、活発な磁気圏活動も起こりやすくなります。


太陽では、ちょうど今、
大きめのCクラス(C6には達しているようです)のフレアが発生しています。
GOES15のX線写真を掲載します。
北半球の中央の1236黒点群で発生しています。

長時間型の様なので、CMEを併発している可能性があります。
その場合、地球の正面で発生している現象なので、
2〜3日後に影響が地球へやって来るでしょう。
コロナホールの高速風と重なって、
更に大きな太陽風の乱れをもたらすかもしれません。



GOES-15のX線カメラによるフレアの様子。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。