宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:47)
今日、C4.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/20 00:17 C4.7
6/19 --- ---
6/18 08:28 C4.0
08:00 C1.5

黒点  6/20 (NOAA)
磁場 フレア
1234 4 β C5
1236 11 βγ ---
1238 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:34 383 -2.7
-2 h 387 -1.2
-4 h 404 +4.9
-6 h 400 +0.2
-8 h 390 -2.0
-10 h 387 +1.8
-12 h 398 +3.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -11 -10/ 13
-2 h -6 1/ 5
-4 h -10 6/ 4
-6 h -11 2/ 4
-8 h -7 -1/ 2
-10 h -9 0/ 3
-12 h -12 -2/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^1
6/20 0.4 2x10^2
6/19 0.6 2x10^2
6/18 3.7 6x10^2
6/17 8.0 8x10^2
6/16 1.4 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 6/15 14:10 太陽風は500km/秒台の高速風になりました。磁気圏は穏やかです。
2011/ 6/16 11:54 太陽風の速度は下がってきました。このまま穏やかな状態が続きそうです。
2011/ 6/17 09:31 C7の小規模フレアが発生しました。太陽風はやや高速の状態が続いています。
2011/ 6/18 08:30 太陽風に一時的な変化が発生しました。現在の太陽風は穏やかです。
2011/ 6/19 10:05 太陽風、磁気圏ともに穏やかです。フレア活動も静かです。
最新のニュース

2011/ 6/20 11:47 更新
太陽風はやや低速になっています。コロナホールが太陽の中心に見えています。

担当 篠原

太陽風の速度は、400km/秒から380km/秒とやや低速に変わりつつあります。
磁場強度は、5nT付近で安定しています。

磁気圏も静穏で、AE指数は小さな変化だけです。


SDO衛星AIA193を見ると、
南半球のコロナホールはが、ちょうど太陽の中心線に達しています。
コロナホールは、太陽の磁場が太陽の外側へ向かって広がっている場所にできます。
その磁力線に沿って、高温のコロナガスが太陽の外側へ吹き出してしまうため、
写真ではコロナに穴が開いたように見えるのです。
そして、吹き出したコロナのガスは、高速の太陽風を作ります。

今、AIA193のコロナホールからは、
速度の高い太陽風が地球に向かって吹き出しています。
その風は3日ほどかけて地球にやって来ます。
従って、23日頃から太陽風に乱れがやって来ると予想されます。
オーロラなど磁気圏活動の高まりも発生する可能性があります。


太陽では、Cクラスの小規模フレアが発生していますが、
太陽の活動度が高まっているという様子ではありません。
現状程度の活動が、引き続き見られるのではないでしょうか。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。