宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:53)
昨日、C1.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/19 --- ---
4/18 12:24 C1.8
11:36 C1.9
4/17 01:30 C3.8

黒点  4/19 (NOAA)
磁場 フレア
1190 8 β ---
1191 7 β ---
1193 22 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:45 379 +2.9
-2 h 382 -0.3
-4 h 382 +4.2
-6 h 387 +2.0
-8 h 388 +2.4
-10 h 410 +1.9
-12 h 387 +2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
02:29 - -9/ 13
-2 h - -15/ 14
-4 h - -13/ 16
-6 h - -8/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
4/19 0.3 1x10^2
4/18 0.5 8x10^2
4/17 0.4 1x10^3
4/16 0.4 2x10^3
4/15 0.5 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 4/14 12:15 太陽風の速度は400km/秒台に下がっています。オーロラの活動も一段落です。
2011/ 4/15 09:46 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も静穏です。太陽ではCクラスのフレアが続いています。
2011/ 4/16 07:48 M1.3の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になり、磁気圏は静穏です。
2011/ 4/17 10:48 1190黒点群でC5のフレアが2回発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
2011/ 4/18 11:53 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。今後、高速風が始まる可能性があります。
最新のニュース

2011/ 4/19 10:53 更新
CMEの影響で、太陽風に小規模の乱れが発生しています。太陽は穏やかです。

担当 篠原

ACE衛星の観測によると、18日15時(世界時18日6時)に、
太陽風の速度や密度の急な変化が発生しています。
変化としては小幅で、速度は320km/秒から380km/秒へ変化した程度です。

その後、磁場強度は15nT近くに強まり、
速度は最高で420km/秒くらいまで高まっています。
16日のニュースでお知らせした、CMEの影響がやって来たのではないでしょうか。

磁場の南北成分が-5nT程度の南向きになり、
AE指数で700nTほどの中規模の変動が発生しています。

現在の太陽風は、磁場強度は5nTを割る程度に弱まり、
速度は380km/秒と平均的な速さです。

地球は、そのままコロナホール起源の高速風の影響に入る可能性もあり、
この後の太陽風の変化に注目してください。
SDO衛星のAIA193を見ると、南半球のコロナホールは、
西側(右側)にすっかり移動しています。
地球に高速風が到達するタイミングを測る目安の位置です。


太陽は、北半球の中心に見える1193黒点群で
C1前後の小規模のフレアが起きているだけで、
比較的穏やかに推移しています。

次の注目点は、南東(左下)の端からこちら側に回ってくる、
新しい活動領域の様子でしょう。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。