宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:56)
今日、C2.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/13 12:21 C2.0
4/12 21:11 C1.9
12:41 C1.8
08:41 C2.5
05:26 C1.8
4/11 --- ---

黒点  4/13 (NOAA)
磁場 フレア
1185 10 β ---
1186 16 β ---
1187 5 β ---
1190 20 βγ C3
1191 1 α C2
1192 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:47 601 -2.5
-2 h 590 -0.7
-4 h 579 -1.4
-6 h 623 -1.9
-8 h 628 +4.0
-10 h 581 +3.5
-12 h 584 +2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -29 -20/ 9
-2 h -32 -13/ 5
-4 h -33 -9/ 5
-6 h -26 -4/ 3
-8 h -31 0/ 12
-10 h -36 -10/ 8
-12 h -39 -11/ 21

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^1
4/13 0.4 1x10^2
4/12 0.4 8x10^2
4/11 0.4 1x10^3
4/10 0.4 1x10^3
4/ 9 0.4 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 4/ 8 10:07 太陽風の擾乱は終わり、オーロラ活動は静穏です。
2011/ 4/ 9 13:16 太陽風は平均的な状態ですが、南向き磁場のためにオーロラがやや活発化しています。
2011/ 4/10 11:18 太陽、太陽風ともに穏やかです。これからコロナホールの影響が始まるかもしれません。
2011/ 4/11 12:00 太陽風の速度は320km/秒に下がっています。コロナホールの影響はまだありません。
2011/ 4/12 11:21 コロナホールによる高速の太陽風が始まりました。現在の磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2011/ 4/13 12:56 更新
太陽風の速度は600km/秒に上昇し、激しいオーロラ活動を起こしています。

担当 篠原

太陽風の速度上昇は、更に進み、
13日0時(世界時12日15時)には、600km/秒台に達しました。
現在も、600km/秒の高い速度が続いています。

昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度は一旦5nT近くにまで弱まったのですが、
その後再び10nTを超えるレベルに強まりました。
それとともに、南北成分も北寄りから南寄りに切り替わり、
-8nTの強い南向きが5時間近く続きました。

速度も高かったため、磁気圏への影響も大きく、
AE指数は1000nTに達する大規模な変動を記録しています。


今回、コロナホールは、南半球の高緯度側に偏っていたのですが、
そこからの影響がしっかりと及んでいた様です。

だいぶ速度が高まっているので、高速状態はもう2〜3日程度続くかもしれません。
引き続いて、放射線帯の高エネルギー電子も
増加する可能性があるので注意して下さい。


太陽は、北半球側で黒点がにぎやかに並んでいます。
新しく東の端から1191黒点群が顔を出し、
北半球側のちょうど中心部に1192黒点群が発生しています。

フレアは、中心付近の1190黒点群がC3.1、
東端の1191黒点群がC1.8の小規模フレアをそれぞれ起こしています。
この後も、現状程度の活動が見られそうです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。