宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:27)
昨日、C3.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/28 --- ---
3/27 09:07 C3.2
3/26 08:07 M1.0

黒点  3/28 (NOAA)
磁場 フレア
1176 27 βγ M1
1177 5 β ---
1178 8 β ---
1179 1 α ---
1180 1 α ---
1181 1 α ---
1182 1 α ---
1183 8 βγ ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 368 +3.5
-2 h 363 +3.1
-4 h 364 -2.3
-6 h 358 -2.2
-8 h 348 +0.5
-10 h 338 +0.9
-12 h 326 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:29 - -/ 1
-2 h 805 -/ -
-4 h 805 -/ -
-6 h 805 -/ -
-8 h 805 -/ -
-10 h 805 -/ -
-12 h 805 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
3/28 0.3 2x10^2
3/27 0.3 1x10^2
3/26 0.3 2x10^2
3/25 0.5 2x10^2
3/24 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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昭和基地磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/23 09:42 太陽の東端の南北に活動的な領域が見えています。太陽風は400km/秒台に上がっています。
2011/ 3/24 08:00 太陽風は500km/秒の高速風になりました。M1.4の中規模フレアが発生しています。
2011/ 3/25 09:17 1176黒点群が中規模のフレアを起こしています。今後も活動は続きそうです。
2011/ 3/26 08:09 太陽に黒点群が6個見えています。フレア活動は落ち着いています。
2011/ 3/27 08:18 M1.0の中規模フレアが発生しています。太陽風は低速で穏やかです。
最新のニュース

2011/ 3/28 11:27 更新
太陽に黒点が目立っています。太陽風は低速で穏やかです。

担当 篠原

太陽面の黒点がとてもにぎやかになっています。
今日は更に黒点群のリストが増えています。
1176〜1181群までは、可視光写真にマウスを重ねると切り替わる、
群番号付きの写真で見つけることができます。

1182群は、1177群のすぐ南側(下側)にあるそうですが、
掲載の写真ではよく分かりません。
そして、1183群は東端(左端)の北半球側から上がってきている黒点群で、
規模も大きく、活動的の様です。

この他にも、西端(右端))の南半球側に小さな黒点が見えています。
この様に、太陽全体がとてもにぎやかです。

フレア活動は、太陽の中央付近に見える大きな1176黒点群が、
27日9時(世界時27日0時)に、C3.1の小規模フレアを起こし、
これに続く太陽東側の爆発的な変動をSDO衛星AIA193の動画で見ることができます。
変動は、27日14時(世界時27日5時)頃に東端でも起きていて、
これら一連の活動によるCMEをSOHO LASCO C2、C3が観測しています。

このCMEの一部は地球方向にも飛びだしていると見られ(NOAA/SWPC)、
30〜31日頃に影響がやって来るかもしれません。
しかし、太陽風の変化は小規模でしょう.


太陽風は、速度が360km/秒にやや上がっていますが、低速の風が続いています。
磁場強度も4nTで落ち着いていて、穏やかな状態です。

磁気圏のオーロラ活動も特に変化はなく、AE指数はとても静かです。

SDO AIA193では、北半球側にとても淡く小さなコロナホールがあります。
こちらも30〜31日くらいに影響が及ぶ可能性があります.
タイミングとしては、CMEの変化と重なって区別はつかなくなるかもしれません。
こちらも規模は小さいので、やって来ても影響は限定的でしょう。



SDO衛星のAIA193カメラによる、1176群のC3フレアを含む太陽東側の変動。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO LASCO C2、C3カメラによる、CMEの様子。変動が重なって、見え方も複雑です。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。