宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:40)
今日、C4.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/22 00:38 C4.2
3/21 20:44 C2.6
3/20 --- ---

黒点  3/21 (NOAA)
磁場 フレア
1173 5 β ---
1174 1 α ---
1175 11 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 333 -3.3
-2 h 325 -5.4
-4 h 341 -1.4
-6 h 343 -0.2
-8 h 314 -2.6
-10 h 317 -2.7
-12 h 329 -2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -28 10/ 5
-2 h -24 10/ 7
-4 h -23 16/ 3
-6 h -25 18/ 7
-8 h -24 13/ 4
-10 h -24 13/ 2
-12 h -24 14/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 9.7 2x10^2
3/22 12.8 3x10^2
3/21 8.0 2x10^2
3/20 0.4 3x10^2
3/19 0.4 3x10^2
3/18 0.5 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/17 11:04 C3の小規模フレアが発生し、CMEが横方向に飛び出しています。太陽風は低速です。
2011/ 3/18 10:56 太陽風は平均的な速度になっています。太陽は静かになっています。
2011/ 3/19 08:54 太陽に新しい黒点群が発生しました。太陽風はやや低速で穏やかです。
2011/ 3/20 12:15 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。太陽も落ち着いています。
2011/ 3/21 13:00 太陽風は低速で穏やかです。明日くらいに高速風がやって来るかもしれません。
最新のニュース

2011/ 3/22 09:40 更新
太陽の東端から黒点群が上がってきました。太陽風は高速風が近づいているかもしれません。

担当 篠原

今日は太陽がにぎやかです。
まず、4日ほど前に西端に沈んで行った1169黒点群が、
太陽の向こう側で大きなフレアを起こしました。
これにより太陽の西側から大きなCME(太陽ガスの放出現象)が飛び出しています。
SOHO LASCO C2、C3の動画を掲載します。

だいたい同じ時刻から、太陽放射線(速度が非常に高いプロトン粒子)が増加しています。
太陽の向こう側のこのフレアの影響ではないかと思われます。

そして、22日2時(世界時21日17時)に、C4.2の小規模フレアが発生しました。
こちらは、東端にぎりぎりで顔を出した1176黒点群が起こしています。
SDOのAIA193の動画では、フレアの後のループプロミネンスがきれいに見えています。
この1176黒点群は、2週間ほど前まで1165黒点群として見えていた黒点群です。
向こう側を半周して戻ってきました。
現在の活動度はどの程度か、注目してください。


太陽風は、今日の未明から磁場強度が8nTほどにやや強まっています。
コロナホールの影響が近づいているのかもしれません。
速度にはまだ変化はなく、340km/秒と低速のままです。
引き続き、太陽風の変化に注目してください。

太陽風磁場の南北成分は、南寄りに推移しています。
今朝からは、-5nTとある程度の強さで南向きになっていますが、
速度が遅いためか、AE指数はあまり目立った変化はしていません。
こちらも今後の推移に注目してください。



太陽の向こう側からCMEが飛び出しました。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


太陽の東端の新しい黒点群でC4.2のフレアが発生しました。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。