宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:15)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/20 --- ---
3/19 --- ---
3/18 --- ---

黒点  3/20 (NOAA)
磁場 フレア
1173 6 β ---
1174 1 α ---
1175 11 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:04 342 -2.5
-2 h 334 -1.1
-4 h 332 -2.3
-6 h 336 -0.9
-8 h 351 -0.2
-10 h 366 +0.6
-12 h 374 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -18 4/ 6
-2 h -18 12/ 5
-4 h -14 8/ 4
-6 h -13 14/ 5
-8 h -13 14/ 6
-10 h -13 10/ 5
-12 h -13 11/ 10

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
3/20 0.4 3x10^2
3/19 0.4 3x10^2
3/18 0.5 6x10^2
3/17 0.7 6x10^2
3/16 0.4 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/15 10:53 M4.2の中規模フレアが発生しています。太陽風の速度が再び上昇しています。
2011/ 3/16 13:23 太陽風は平均的な速度に下がりました。太陽も穏やかになりつつあります。
2011/ 3/17 11:04 C3の小規模フレアが発生し、CMEが横方向に飛び出しています。太陽風は低速です。
2011/ 3/18 10:56 太陽風は平均的な速度になっています。太陽は静かになっています。
2011/ 3/19 08:54 太陽に新しい黒点群が発生しました。太陽風はやや低速で穏やかです。
最新のニュース

2011/ 3/20 12:15 更新
太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。太陽も落ち着いています。

担当 篠原

穏やかな太陽風が続いています。
昨日より、速度は340〜360km/秒と低速の状態で安定しています。

磁場強度は、5nTから3nTほどに一旦弱まり、
その後再び5nTと平均的な強度に戻っています。
この弱まりのところで、太陽風磁場のセクター境界を越えたようです。
27日周期の図のセクターのグラフを見て下さい。
これまで太陽風磁場の大まかな方向は、Away(太陽から地球方向)でしたが、
昨夜よりToward(地球から太陽方向)に切り替わっています。

この変化自体による大きな影響はないのですが、
ACEの磁場の南北成分(赤線)を見ると、これまでプラスの北寄りだったグラフが、
マイナスの南寄りに切り替わっています。
このため磁気圏への影響が強まり、オーロラの活動が起きやすくなります。
AE指数などに変化が現れるのはこれからでしょう。
速度は遅いですが、期待してみて下さい。

SDO衛星AIA193を見ると、コロナホールは中央線を越えて、
西半球側に進んでいます。
この領域の影響は明後日頃だと見込まれます。


太陽では、北西(右上)の1175黒点群の形が変化しています。
特に強まっているという様子はなく、太陽は基本的に穏やかに推移するでしょう。

GOESのX線グラフによると、現在、Bクラスの小さな変動が発生しているようです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。