宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:17)
昨日、M1.9の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/10 --- ---
2/ 9 10:24 M1.9
06:05 C4.1
2/ 8 --- ---

黒点  2/10 (NOAA)
磁場 フレア
1153 6 βγ M2
1156 11 β ---
1157 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:06 364 +1.6
-2 h 348 +1.2
-4 h 347 -0.8
-6 h 345 -1.8
-8 h 349 -1.3
-10 h 356 -1.6
-12 h 360 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -12 -/ 6
-2 h -14 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -13 -/ 2
-12 h -12 -36/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^3
2/10 0.3 7x10^3
2/ 9 0.3 1x10^4
2/ 8 0.4 1x10^4
2/ 7 0.4 2x10^4
2/ 6 0.4 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 2/ 5 13:14 速度600km/秒に達する高速太陽風が始まっています。強い南向き磁場の影響で、活発な磁気圏活動が発生しています。
2011/ 2/ 6 14:18 高速太陽風は速度が550km/秒に下がり、弱まり始めています。太陽は静穏です。
2011/ 2/ 7 11:22 500km/秒台中盤の高速太陽風が続いています。オーロラの活動も活発です。
2011/ 2/ 8 11:54 太陽風の速度は440km/秒へ下がっています。磁気圏も穏やかになっています。
2011/ 2/ 9 12:28 1153黒点群で中規模フレアが発生しました。太陽はの黒点群が4つ一気に出現しています。
最新のニュース

2011/ 2/10 11:17 更新
太陽ではBクラスの小さな活動が続いています。太陽風は低速で穏やかです。

担当 篠原

太陽では、Bクラスの小さなフレア活動が続いています。
そのほとんどは、北半球の西端(右端)にある1153黒点群で発生し、
2つだけが北半球の東側(左側)の1157黒点群で起きています。

1157黒点群と、その南側(下側)の1156黒点群は、
昨日よりも黒点が増えて発達しています。
この後どの様な活動を起こすのか、その様子に注目してください。

また、1153黒点群は没してしまい、地球からは見えなくなっています。


太陽風は、昨夜のうちに350km/秒まで速度が下がりました。
磁場強度も2nTに弱まり、穏やかな太陽風となっています。

ただし、最新のデータでは、速度が370km/秒へ少し上がり、
磁場強度、プラズマの密度も少し変化しています。
大きな変化につながることはなさそうですが、少し注視して下さい。

磁気圏の活動は穏やかです。
AE指数はほとんど変化していません。


SDO衛星AIA193によると、南北両半球に見えるコロナホールは、
それぞれ太陽の中心線を通過し、西半球側に移りつつあります。
どちらも緯度は高めで、地球への影響は及びにくい位置です。
小規模の速度上昇がやって来る程度でしょうか。
到来するなら、2〜3日後くらいに始まりそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、少し下がって、
10,000のラインは割っています。
この後、太陽風に乱れなどが来なければ、ゆっくりと減少していきます。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。