宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:54)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 8 --- ---
2/ 7 --- ---
2/ 6 --- ---

黒点  2/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1150 1 α ---
1153 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 446 -2.6
-2 h 439 -1.6
-4 h 439 -1.2
-6 h 443 -1.1
-8 h 455 -0.3
-10 h 446 +0.5
-12 h 463 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -17 -23/ 10
-2 h -16 -34/ 9
-4 h -16 -40/ 2
-6 h -15 -38/ 5
-8 h -15 -33/ 6
-10 h -15 -34/ 3
-12 h -15 -39/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^3
2/ 8 0.4 8x10^3
2/ 7 0.4 2x10^4
2/ 6 0.4 7x10^3
2/ 5 0.4 6x10^1
2/ 4 0.4 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 2/ 3 11:22 太陽風の速度は350km/秒へ下がり、高速風は一旦終わりました。今後、再び上昇するでしょう。
2011/ 2/ 4 12:39 太陽風の磁場が大きく南を向いています。速度は平均ですが、ある程度磁気圏活動が強まりそうです。
2011/ 2/ 5 13:14 速度600km/秒に達する高速太陽風が始まっています。強い南向き磁場の影響で、活発な磁気圏活動が発生しています。
2011/ 2/ 6 14:18 高速太陽風は速度が550km/秒に下がり、弱まり始めています。太陽は静穏です。
2011/ 2/ 7 11:22 500km/秒台中盤の高速太陽風が続いています。オーロラの活動も活発です。
最新のニュース

2011/ 2/ 8 11:54 更新
太陽風の速度は440km/秒へ下がっています。磁気圏も穏やかになっています。

担当 篠原

太陽風の速度はゆっくりと下がって、440km/秒になりました。
平均的な速さよりは、まだいくらか高速という程度です。
磁場強度も3nTに弱まったままで、太陽風は次第に落ち着いてきています。

磁気圏のオーロラ活動も、
昨日のAE指数と比べると静かになっています。
太陽風磁場の南北成分が北寄りに推移するようになったためでしょう。

ACEの最後の部分では、
振幅は小さいですが磁場は再び南寄りに変わっています。
この後、オーロラの活動もいくらか強まるかもしれません。
ただし、その場合は速度低下の影響で、活動の規模は小さめになるでしょう。


今後の太陽風は、太陽の中心部に見えていた、
淡いコロナホールの影響が見られるかどうかによるでしょう。
影響があるなら、やや高速程度の太陽風がしばらく続くかもしれません。
特に影響が見られなければ、このまま低速風に変わっていきそうです。

ここで、現在と27日前の太陽コロナの様子を比べてみましょう。
SOHO EIT195のコロナ写真を2枚(左=現在、右=1周期前)掲載します。
右の写真の中央部に大きく見えていたコロナホールは、
左の現在の写真には全く見えなくなっています。
従って、前周期はこの後も高速の太陽風が続いていたのですが、
27日周期の図を参考にした単純な太陽風予想はできそうにありません。


放射線帯の高エネルギー電子の増加は、昨日のデータが最大値になって、
今日のピークは10,000を割っています。
太陽風の乱れは終わっていることから、この後は次第に減少していくでしょう。


太陽は、北半球の西の端にある1153黒点群で、黒点が再び増えています。
Bクラスの小さなフレアも起こしていますが、
もうすぐ没して見えなくなりそうです。



SOHO衛星 EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

2/ 7 01:13 UT

1/11 01:13 UT


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。