宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:39)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 7 --- ---
12/ 6 --- ---
12/ 5 --- ---

黒点 12/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 365 +1.3
-2 h 372 +1.1
-4 h 378 -0.8
-6 h 376 +1.6
-8 h 383 +2.1
-10 h 373 +0.9
-12 h 384 +2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -10 -1/ 8
-2 h -11 -12/ 6
-4 h -9 -4/ 7
-6 h -9 -1/ 3
-8 h -9 -2/ 3
-10 h -8 -1/ 3
-12 h -8 -4/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 -x10^-Inf
12/ 7 0.5 4x10^0
12/ 6 0.6 3x10^1
12/ 5 0.7 2x10^1
12/ 4 0.6 2x10^1
12/ 3 0.7 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/12/ 2 09:24 太陽風はとても遅い状態が続いています。磁気圏も静穏です。太陽は無黒点です。
2009/12/ 3 15:34 太陽風の速度が250km/秒まで下がっています。11月の黒点状況をまとめます。
2009/12/ 4 09:27 250km/秒のかなり遅い太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
2009/12/ 5 12:06 太陽風の速度が230km/秒まで下がりました。非常に遅い速度です。
2009/12/ 6 13:30 コロナホールの影響で、太陽風速度が400km/秒台に上昇しています。小規模のオーロラ活動も起きています。
最新のニュース

2009/12/ 7 12:39 更新
太陽風速度は下がり、360km/秒の低速風になっています。太陽は無黒点が続いています。

担当 篠原

前周期の変化の通り、昨夜より太陽風の速度は低下を始めています。
6日19時(世界時6日10時)頃に400km/秒台を割り、
その後じわじわと下がって、現在は360km/秒と低速の風に変わっています。

磁場強度も同様に低下していて、
昨日の8nTから、現在は3nTくらいまで弱まっています。

強度が弱まったことも重要ですが、磁場の南北成分を見ると、
昨日からずっと北寄りで推移しています。
このため、磁気圏への影響はとても弱まり、AE指数はほとんど変化しなくなっています。
オーロラ活動を期待していたのですが、発生しなかったようです。


コロナホールの影響が通り過ぎると、しばらく低速の穏やかな太陽風が続きます。
前周期の変化を参考にすると、次の太陽風の変動は18日頃になると予想され、
10日以上先のことです。


太陽は、無黒点で静穏です。
また、静かな状態が続くようになってしまいました。



SOHO EIT195による太陽コロナ。7日8時半(世界時6日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。無黒点です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。