宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:48)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/12 --- ---
7/11 --- ---
7/10 --- ---

黒点  7/12 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 406 -0.9
-2 h 398 -1.2
-4 h 409 -0.1
-6 h 431 -0.8
-8 h 430 +0.8
-10 h 434 -0.0
-12 h 433 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -11 -13/ 7
-2 h -9 -4/ 11
-4 h -10 1/ 6
-6 h -9 -2/ 5
-8 h -9 2/ 3
-10 h -8 7/ 3
-12 h -8 5/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^0
7/12 0.6 2x10^1
7/11 0.7 2x10^1
7/10 0.7 5x10^1
7/ 9 0.7 3x10^1
7/ 8 0.9 8x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 7/ 7 10:41 C1.0の小規模フレアが発生しました。1024黒点群は次第に弱まっています。24期の黒点群をまとめてみました。
2009/ 7/ 8 12:22 1024群は、黒点の規模を保っています。太陽風は低速で、磁気圏も概ね静穏です。
2009/ 7/ 9 12:56 1024群は、大きく見えていますが、活動は穏やかです。太陽風は低速状態が続いています。
2009/ 7/10 09:46 太陽風に小規模の変化がやってきました。コロナホールの影響でしょう。1024黒点群は静かです。
2009/ 7/11 13:19 太陽風の速度は、450km/秒へ上がりました。1024黒点群が見えなくなり、太陽は無黒点です。
最新のニュース

2009/ 7/12 12:48 更新
太陽風の速度は400km/秒に下がりました。続いて、次のコロナホールの影響が来るかもしれません。

担当 篠原

今朝、太陽風の速度は400km/秒に下がりました。
小規模の太陽風速度の盛り上がりは、一旦、終わりを迎えた様です。

引き続いて、次のコロナホールの影響がやって来ると予想されるので、
太陽風に対する注目は、もうしばらく必要です。

磁気圏活動は、静穏です。
AE指数はほとんど変化の無いままです。


この後、もう一回、短期間の太陽風速度の上昇が見られるかもしれません。
SOHO EIT195を見ると、コロナホールは、地球への影響開始位置に達しつつある様です。

その後は、太陽風は低速風になり、
1週間程度は静かに過ぎて行くでしょう。


太陽は、1024黒点群が向こう側に去り、無黒点となっています。
こちらも、しばらく静かな状態が続きそうです。

GOESのX線データには、小さな変化が見られていますが、
これは、向こう側に回った1024群の影響だと思います。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。12日12時半(世界時12日3時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる、太陽可視光写真。1024黒点群は、西端に没しました。12日9時(世界時12日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。