宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:15)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/30 --- ---
5/29 --- ---
5/28 --- ---

黒点  5/29 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:10 391 -0.8
-2 h 389 -1.2
-4 h 382 -1.3
-6 h 382 -1.9
-8 h 389 -3.4
-10 h 396 -2.3
-12 h 391 -1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -19 13/ 5
-2 h -20 10/ 3
-4 h -21 10/ 3
-6 h -21 10/ 4
-8 h -18 7/ 5
-10 h -17 7/ 6
-12 h -13 11/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
5/30 0.6 1x10^1
5/29 0.7 1x10^1
5/28 0.9 2x10^1
5/27 0.8 2x10^1
5/26 0.7 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 5/25 09:06 速度の遅い、穏やかな太陽風が続いています。太陽も無黒点で静穏です。
2009/ 5/26 08:57 太陽風は速度が300km/秒に下がり、とても穏やかです。この1年半の黒点群の出現緯度の変化について、図を作りました。
2009/ 5/27 10:06 300km/秒付近の遅い太陽風が続いています。
2009/ 5/28 13:04 太陽風の速度は280km/秒にまで下がっています。とても穏やかな太陽風です。
2009/ 5/29 09:14 太陽風速度が、400km/秒台に上昇しています。コロナホールの影響がやって来た様です。
最新のニュース

2009/ 5/30 08:15 更新
400km/秒の穏やかな太陽風が続いています。

担当 篠原

太陽風の速度は、400km/秒付近をゆっくりと下がっています。
太陽風は、小さく速度が盛り上がっただけで終わりそうです。

太陽風の磁場が、やや南寄りの傾向になっています。
そのため、AE指数に200nTほどの活動が連続的に見られています。
それでも、全体的には静穏な状態と言えそうです。


6月2日頃までは、このまま静かに過ぎて行くでしょう。
そこから先、太陽風速度の高まりが回帰してくるかどうかです。

今日のSOHO EIT195では、コロナホールは太陽の中心に来ているはずなのに、
ほとんど見えません。
コロナホールはかなり弱まっています。
速度の高まりも、弱まっている可能性があります。


太陽は、無黒点で静穏です。
SOHO EIT195では、北東(左上)の端に明るい領域が上がってきましたが、
白斑が見えるだけです。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。30日7時半(世界時29日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる、太陽可視光写真。北東(左上)の端に白斑が見えます。30日6時(世界時29日21時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。