宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/25 --- ---
5/24 --- ---
5/23 --- ---

黒点  5/24 (NOAA)
磁場 フレア
1018 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:07 372 +1.2
-2 h 375 +0.1
-4 h 378 -0.8
-6 h 379 -0.6
-8 h 367 +2.7
-10 h 362 -0.9
-12 h 362 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -15 17/ 3
-2 h -15 13/ 4
-4 h -15 12/ 3
-6 h -14 14/ 3
-8 h -15 13/ 4
-10 h -16 10/ 3
-12 h -16 8/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^0
5/25 0.6 1x10^1
5/24 0.6 2x10^1
5/23 0.6 2x10^1
5/22 0.5 2x10^1
5/21 0.5 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 5/20 10:06 太陽風は、速度280km/秒とさらに低速になっています。太陽は無黒点にもどった様です。
2009/ 5/21 08:34 太陽風は、330km/秒と低速です。太陽は無黒点になりました。
2009/ 5/22 09:48 低速の太陽風が続いています(速度350km/秒)。太陽も無黒点で穏やかです。
2009/ 5/23 12:44 新しい黒点群が、太陽の南半球に出現しました。第24期の黒点群です。
2009/ 5/24 11:59 1018黒点群は、見えなくなりました。太陽風は低速で、穏やかです。
最新のニュース

2009/ 5/25 09:06 更新
速度の遅い、穏やかな太陽風が続いています。太陽も無黒点で静穏です。

担当 篠原

穏やかな太陽風が続いています。
太陽風の速度は、昨日以降も360〜380km/秒と遅めの状態が続いています。
磁場強度は3nTに下がり、やや弱まっています。

太陽風磁場の南北成分は、振幅は小さいのですが、
比較的南寄りになっています(-2nT程度)。
そのため、AE指数も、100〜200nTくらいの小さな変動がグラフのあちこちで見られています。
それでも、基本的には静穏と言ってよいでしょう。


27日周期の図によると、
静かな状態は、来週、6月2日頃まで続くと予想されます。

SOHO EIT195(左の写真)では、太陽の中心北側(上側)に、
小規模のコロナホールが見えています。
このコロナホールは前周期も同じ様な位置に見られたのですが(右の写真)、
緯度が高めなためか、太陽風への影響は特に見られませんでした。

今回、若干緯度が下がっている様に見えます。
多少なりと、太陽風に変化が見られるでしょうか。
5月28日頃になるでしょう。


1018黒点群が消え、太陽は無黒点の状態が続いています。
X線のグラフも、とても静穏です。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

5/24 23:24 UT

4/28 01:13 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。