宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:29)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 3 --- ---
2/ 2 --- ---
2/ 1 --- ---

黒点  2/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
0982 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:21 602 +1.4
-2 h 604 -1.5
-4 h 645 +0.4
-6 h 609 -1.7
-8 h 623 +2.1
-10 h 600 -0.1
-12 h 606 -1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -22 -27/ 13
-2 h -21 -18/ 8
-4 h -25 -25/ 12
-6 h -20 -16/ 6
-8 h -23 -16/ 9
-10 h -23 -18/ 9
-12 h -25 -20/ 11

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
2/ 3 0.6 2x10^4
2/ 2 0.7 2x10^3
2/ 1 0.6 2x10^3
1/31 0.5 1x10^3
1/30 0.7 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 1/29 10:25 太陽風、磁気圏は静穏です。コロナホールが太陽の中心を通過しています。
2008/ 1/30 09:45 穏やかな太陽風が続いています。小さな黒点が出現しました。
2008/ 1/31 10:17 太陽風は低速になり(340km/秒)、とても穏やかです。これから、高速太陽風がやってきます。
2008/ 2/ 1 11:12 太陽風の乱れがやって来ました(450km/秒)。速度は更に上昇するでしょう。オーロラ活動も活発化しています。
2008/ 2/ 2 09:32 高速太陽風は、600km/秒台になりました。オーロラ活動も活発に発生しています。
最新のニュース

2008/ 2/ 3 12:29 更新
600km/秒の高速太陽風が続いています。オーロラ活動も続いています。

担当 篠原

引き続き高速の太陽風が続いています。
速度は600km/秒でほとんど一定しています。
磁場強度も5nTを保っています。

磁気圏のオーロラ活動も活発に続いています。
AE指数では、400nTから800nTくらいの中規模の変動が頻繁に見られています。
磁場の南北成分は、比較的短い時間南を向くような変化ですが、
速度がかなり高いので、オーロラ活動が起こりやすくなっている様です。


27日周期の図で見ると、現在、高速風は中間部にさしかかっています。
太陽風の磁場強度が、まだ弱まり始めていないことからも、
現在の高速状態がこのまま続きそうです。

高速の太陽風は6日くらいまで続くと予想されます。
オーロラ活動も、明日くらいまでは活発に見られるのではないでしょうか。


放射線帯の高エネルギー電子が、一気に数を増やしています。
青線のGOES11は、警戒レベルの10,000に達しました。
GOES12(赤線)は、まだそこまでは増加していません。
高速太陽風が続いていることから、このまま増加を続ける可能性が高いです。
衛星の運用などでは、注意が必要な状態になっています。

太陽では、982黒点群は小さくなっているようです。
今日の写真では、ほとんど見つけることができません。
X線の強度は低く、とても静穏です。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。