宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:17)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/31 --- ---
1/30 --- ---
1/29 --- ---

黒点  1/31 (NOAA)
磁場 フレア
0982 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:07 346 +0.6
-2 h 342 +2.0
-4 h 341 +0.4
-6 h 344 -0.3
-8 h 355 +0.2
-10 h 369 +1.2
-12 h 380 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -5 -2/ 7
-2 h -7 -6/ 2
-4 h -7 -8/ 2
-6 h -7 -8/ 2
-8 h -6 -8/ 4
-10 h -7 -9/ 2
-12 h -8 -7/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
1/31 0.5 1x10^3
1/30 0.7 1x10^3
1/29 0.6 2x10^3
1/28 0.6 2x10^3
1/27 0.6 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 1/26 11:24 太陽風の速度が550km/秒まで上昇し、小規模の高速風がやって来ました。
2008/ 1/27 12:57 太陽風は、通常の状態に戻りつつあります。磁気圏も穏やかです。
2008/ 1/28 10:28 太陽風は400km/秒で、穏やかです。小さな磁気圏活動が見られています。
2008/ 1/29 10:25 太陽風、磁気圏は静穏です。コロナホールが太陽の中心を通過しています。
2008/ 1/30 09:45 穏やかな太陽風が続いています。小さな黒点が出現しました。
最新のニュース

2008/ 1/31 10:17 更新
太陽風は低速になり(340km/秒)、とても穏やかです。これから、高速太陽風がやってきます。

担当 篠原

太陽風は、速度が340km/秒に下がり、一段と穏やかになっています。
磁場強度も4nTを下回って、弱めになっています。

磁気圏もとても静かです。
AE指数、シベリア磁場データともに全く変化がありません。


この静かな風も、今日まででしょう。
この後、コロナホールからやって来る、高速の太陽風が始まります。
SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、
そのコロナホールが、ちょうどまん中に広がっています。

高速風の始まりでは、磁場強度(白線)、プラズマ密度(橙色線)の上昇が先にやって来ます。
ACEデータの変化に注目してください。
前周期と同じタイミングで回帰するなら、明日の朝になるでしょう。
これは、早まったり、遅くなったりしますので、注意してください。

そして、乱れは6日くらい続きそうです。
その後2日ほど休んで、また次の高速太陽風がやってきます。
こちらも1週間以上続くので、全体で考えると、これから半月程度乱れた日が続きます。

オーロラの活動も活発になると予想されます。
月もないことですし、観望に適した期間となるでしょう。


太陽の活動もとても静かです。
982黒点群は少し大きくなりましたが、規模としては小さいままです。
目立ったフレア活動もありません。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。