宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:20)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/18 --- ---
1/17 --- ---
1/16 --- ---

黒点  1/17 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:15 636 +0.5
-2 h 640 -1.9
-4 h 634 +0.3
-6 h 646 +2.5
-8 h 635 +0.3
-10 h 629 -0.8
-12 h 589 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -12 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^3
1/18 0.4 1x10^4
1/17 0.6 1x10^4
1/16 0.7 6x10^3
1/15 0.7 4x10^3
1/14 0.7 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 1/13 10:33 早くも太陽風の速度が上昇し、高速風となりました。活発なオーロラも発生しています。
2008/ 1/14 11:06 550km/秒の高速太陽風が続いています。オーロラも活動的です。
2008/ 1/15 10:03 太陽風の速度は700km/秒に達し、激しいオーロラも見られています。
2008/ 1/16 10:19 高速の太陽風が続いています(650km/秒)。オーロラ活動も続いています。
2008/ 1/17 10:06 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラの活動は次第に弱まっています。
最新のニュース

2008/ 1/18 09:20 更新
速度の高い太陽風が続いています(620km/秒)。しかし、高速風帯もそろそろ終盤です。

担当 篠原

高速太陽風ががんばっています。
昨日は、お昼頃に速度が600km/秒を割り、560km/秒近くまで下がったのですが、
夜になって盛り返し、再び600km/秒台を回復しています。

現在は、速度が620km/秒。
磁場強度は5nTで、こちらもまだ下がらずにいます。
このまま、明日までは高速風が続きそうです。

高速風に伴って、オーロラも活動的に続いています。
AE指数では、500nTの中規模の活動が、
図の中央と、最新の部分にも見られています。
速度が600km/秒前後を保っているので、磁気圏へのエネルギーの流れ込みも活発です。


約1週間に渡って続いている今回の高速太陽風も、そろそろ終わりを迎えます。
SOHO EIT195の太陽写真を見ると、大きく広がっていたコロナホールが、
西側(右側)に遠ざかりつつあります。
ここから地球へ向かって最後に吹き出した高速の風が、
今、地球にやって来ているのです。

明日いっぱいくらでその影響は終わり、その後穏やかな太陽風が始まります。
2週間くらい、静かな宇宙天気が続くでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、2つの衛星がぴったりと10,000の線に達しています。
しかし、増加はほぼ止まっており、今後は次第に減少に向かうと思われます。

太陽はとても穏やかです。
X線の強度はとても低く、SOHO EIT195では、明るい領域は全く見られません。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。