宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 6/ 5 11:53 コロナホールの影響で、太陽風の速度が上昇しています(550km/秒)。磁気圏も活動的になっています。
2005/ 6/ 6 10:00 地球は高速太陽風領域の中に入っています。オーロラ活動もやや活発に続いています。
2005/ 6/ 7 13:33 コロナホールの影響は抜けましたが、太陽風南向き磁場が強まっていて、磁気圏が活動的になっています。
2005/ 6/ 8 13:13 太陽風はやや高速状態で、オーロラ活動も続いています。太陽の黒点群が発達しています。
2005/ 6/ 9 12:53 太陽風の速度は下がり(400km/秒)、磁気圏も穏やかです。775、776黒点群が目立っています。
最新のニュース

2005/ 6/10 11:59 更新
太陽風は低速になっています(350km/秒)。磁気圏は穏やかです。775、776黒点群が太陽の中心に近づいています。

担当 篠原

宇宙天気は穏やかな状態が続いています。
太陽風は一段と速度を下げ、350km/秒に下がっています。
磁場強度は3nT前後。
9日19時(世界時9日10時)ころから太陽風磁場が南寄りの傾向を強めています。
しかし、速度が下がっていることと、磁場強度そのものが弱いため、
磁気圏のオーロラ活動を活発化するには至っていません。
AE指数では300nT程度の小規模の活動がいくつか見えている程度です。
このまま穏やかな状態がしばらく続きそうです。

太陽では、775、776の大きな黒点群が、太陽の中心に達しつつあります。
写真を見ても、かなり目立っています。
ただ、ここへ来てフレアの活動は低下させていて、
昨日以降では、776群がC1の小規模フレアを起こしただけです。
黒点群の規模から考えて、中小規模のフレアを起こす可能性はありそうです。
引き続き注意は必要でしょう。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。