宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 6/ 4 09:30 太陽風、磁気圏は静穏です。太陽から横方向にCMEが発生しています。
2005/ 6/ 5 11:53 コロナホールの影響で、太陽風の速度が上昇しています(550km/秒)。磁気圏も活動的になっています。
2005/ 6/ 6 10:00 地球は高速太陽風領域の中に入っています。オーロラ活動もやや活発に続いています。
2005/ 6/ 7 13:33 コロナホールの影響は抜けましたが、太陽風南向き磁場が強まっていて、磁気圏が活動的になっています。
2005/ 6/ 8 13:13 太陽風はやや高速状態で、オーロラ活動も続いています。太陽の黒点群が発達しています。
最新のニュース

2005/ 6/ 9 12:53 更新
太陽風の速度は下がり(400km/秒)、磁気圏も穏やかです。775、776黒点群が目立っています。

担当 篠原

450〜500km/秒ほどあった太陽風の速度は緩やかに低下し、400km/秒に下がりました。
磁場強度も3nTに下がり、太陽風は穏やかになっています。
このため、地球磁気圏の活動度もすっかり低下し、
AE指数のグラフには変化がほとんど見られなくなっています。
このまましばらく穏やかな状態が続きそうです。

SOHO EIT284の観測がお休みになっていますので、コロナホールの状態が分かりにくくなっています。
27日周期の図で今後の変化を考えます。
5月15〜16日に高速の太陽風が来ていますが、これはCMEによる突発的な現象です。
ですので、今周期の変化には関係ありません。
もう1周期前の4月のデータを参考にすると、
5月18日頃の500〜600km/秒程度の高速風はコロナホールによるものの可能性があります。
もし、この高速風が現在も残っているとすると、
6月13〜14日頃に太陽風の速度に変化が生じるかもしれません。

一方、太陽面では775、776の黒点群が目立っています。
まだ発達を続けているようです。
現在も、小さなCクラスの小規模フレアを時々起こしています。
今後、中規模のフレアを起こす可能性がありますので、注意が必要です。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。