宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 2/21 12:41 太陽風の速度は下がりましたが、太陽風の磁場が南を向き続けています。オーロラ活動に影響を与えています。
2005/ 2/22 09:34 太陽風磁場の南向きも弱まり、磁気圏は静穏です。明日以降、コロナホールによる乱れが発生するでしょう。
2005/ 2/23 12:21 太陽風の磁場が強まって来ました。セクター境界とコロナホールの影響が始まりそうです。現在の磁気圏は穏やかです。
2005/ 2/24 10:56 太陽風磁場が強まった状態が続いています。速度の上昇は無く、磁気圏は静穏です。
2005/ 2/25 10:29 太陽風磁場に乱れが見られていますが、磁気圏は静穏です。これから太陽風の速度が上昇するでしょう。
最新のニュース

2005/ 2/26 10:06 更新
太陽風の速度が上昇しています(550km/秒)。オーロラも活発になっています

担当 篠原

25日16時(世界時25日7時)頃から太陽風の速度が上昇し、550km/秒になっています。
太陽風磁場は強度10nTで、南北成分が頻繁に振動する状態が続いていました。
太陽風の速度が高まった事もあり、オーロラが活発になりました。
AE指数で、500〜1000nT規模の活動が度々起こっています。

太陽風の速度が高まった後から、磁場強度が弱まり始めています。
現在は5nTにまで弱まり、南北の振れも少なくなっています。
コロナホールの様子から(SOHO EIT284カメラの太陽画像をご覧下さい)、
高速風はこれから3日程度続きそうです。
その間はオーロラ活動が活発になる可能性があります。
太陽風磁場の南北成分(ACEデータの赤線)の変化に注目して下さい。
南寄り(マイナス成分)の変化が現れると、オーロラが活発になります。
南向き成分が見られなくなると、高速風でもオーロラ活動は起こりません。

現在の状況は南向きが弱まっているため、オーロラ活動は静かになりつつあります。
前周期の変化を参考にすると、もう2日ほどは南向きが現れて、
オーロラを活発にする可能性があります。

太陽のフレア(太陽爆発)活動は非常に静かです。
太陽画像でも、極小さな黒点が1個見える程度です。
このまま静かな状態が続くでしょう。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。