宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:37)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 9 --- ---
6/ 8 --- ---
6/ 7 --- ---

黒点  6/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:23 424 -1.0
-2 h 406 -0.2
-4 h 409 -2.0
-6 h 399 -0.1
-8 h 341 -5.0
-10 h 338 +8.1
-12 h 309 -0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 12 -/ -
-2 h 6 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h 29 -/ -
-10 h 35 -/ -
-12 h 35 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^0
6/ 9 0.6 2x10^2
6/ 8 0.7 2x10^2
6/ 7 0.6 1x10^2
6/ 6 0.7 2x10^2
6/ 5 0.5 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 6/ 4 12:31 低速の太陽風が続いています。磁気圏も穏やかです。
2019/ 6/ 5 12:28 低速の太陽風が続いています。磁場が南向きに振れて、磁気圏の活動を少し高めました。
2019/ 6/ 6 12:43 低速の太陽風が続いています。5月の黒点数は 10.1 でした。
2019/ 6/ 7 12:35 太陽風の速度は更に下がっています。磁気圏も穏やかです。
2019/ 6/ 8 10:35 太陽風は280km/秒とかなり遅くなっています。太陽は無黒点です。
最新のニュース

2019/ 6/ 9 10:37 更新
太陽風の高まりが到来して、磁気圏の活動を高めています。

担当 篠原

昨夜から太陽風に変化が始まり、
磁場強度は、深夜にかけて18nTヘ強まって、
その後10nTヘ下がりましたが、強まった状態が続き、
280km/秒に下がっていた速度は、
半日ほどかけてゆっくりと上昇して、
現在は430km/秒と平均的な速度に達しています。

27日周期の図で、
前周期の5月13〜14日に始まっていた太陽風の高まりが、
1日ほど早く回帰したのかもしれません。
前周期は550km/秒まで速度が高まっているので、
この後も速度は上がっていく可能性があります。

太陽風磁場の南北成分は、
磁場が強まった頃に南北に大きく振れて、
-15nTの大きな南向きの変化が2時間近く発生しています。
速度はまだ低速でしたが、磁気圏の活動は高まって、
AE指数は1100nTの大きな変化を記録しています。

その頃の昭和基地の全天カメラの動画を掲載します。
空全体を雄大なオーロラの輝きが飾っています。
AE指数はこの後も600nTの中規模の変化が起きていて、
この頃の昭和基地の写真にも素晴らしいオーロラが見えています。

現在の太陽風磁場の南北成分は、
振れ幅は小さくなって、-3nT程度の南向きの変化が見えています。
磁気圏の活動は、規模としては小さくなりそうです。


太陽は無黒点です。
X線グラフも変化は見られません。




南極・昭和基地の全天カメラで、世界時8日18時に撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。