宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:22)
昨日、C4.0の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/12 --- ---
12/11 01:45 C4.0
12/10 --- ---

黒点 12/11 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:15 564 +0.3
-2 h 559 +3.0
-4 h 565 +1.8
-6 h 575 +0.4
-8 h 587 +0.8
-10 h 607 -1.7
-12 h 615 -1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^4
12/12 0.4 4x10^4
12/11 0.4 3x10^4
12/10 0.4 5x10^3
12/ 9 0.5 3x10^3
12/ 8 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/12/ 7 13:40 太陽風は低速です。高速太陽風の回帰が近づいています。
2016/12/ 8 14:21 太陽風の高まりが始まりました。現在はやや高速の状態です。
2016/12/ 9 13:23 600km/秒台の高速太陽風が到来しています。磁気圏も活動的です。
2016/12/10 14:42 600km/秒台の高速の太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。
2016/12/11 09:36 C4.0の小規模フレアが発生しました。高速太陽風は600km/秒台を保っています。
最新のニュース

2016/12/12 08:22 更新
高速の太陽風は続いていますが、速度は下がり始めました。

担当 篠原

太陽風の速度は、低下が始まっています。
今日に入った頃に600km/秒台を割り、
現在は、560km/秒です。
高速の状態は続いていますが、
引き続きゆっくりと下がって行きそうです。

27日周期の図を見ると、前周期と同様の推移をしています。
今日いっぱいくらいで500km/秒台も割りそうです。

太陽風の磁場強度は、
4〜5nTと平均的な値で安定しています。
南北成分は、振れ幅は小さいですが、
南北によく変化しています。
このため、磁気圏の活動度もある程度高まった状態が続いていて、
500nT程度の中規模の変化が何度も発生しています。

このうち、世界時11日10時に、
AE指数が瞬間的に800nTに高まった頃のオーロラの様子を、
アラスカ・フェアバンクスのオーロラカメラの動画で紹介します。
オーロラの強い輝きが、一気にやって来て通り過ぎていく印象です。

今日に入って、太陽風の速度が下がり始めたので、
今後はAE指数の変化も小さくなっていくでしょう。


太陽は、北西(右上)に小さい黒点が発生しています。
X線のグラフに目立った変化はなく、太陽は穏やかです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
10,000を超えて更に高まっています。
太陽風が落ち着いてきたので、
こちらの変化も落ち着きそうです。



アラスカ、フェアバンクス近くのPoker Flatで、世界時11日9〜11時に撮影されたオーロラ。
(c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。