宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:39)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/11 --- ---
11/10 --- ---
11/ 9 --- ---

黒点 11/11 (NOAA)
磁場 フレア
2607 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 465 +2.8
-2 h 440 +1.3
-4 h 445 -1.4
-6 h 480 -5.9
-8 h 436 +0.9
-10 h 432 +3.0
-12 h 373 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^0
11/11 0.4 1x10^3
11/10 0.4 8x10^2
11/ 9 0.5 1x10^3
11/ 8 0.4 3x10^3
11/ 7 0.4 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/11/ 6 13:10 太陽風は更に低速になり、磁気圏も静穏です。
2016/11/ 7 14:01 太陽風はかなり低速になっていますが、弱いオーロラが発生しています。
2016/11/ 8 12:14 太陽風は300km/秒の低速風が続いています。太陽は無黒点のようです。
2016/11/ 9 12:56 太陽風の速度は、280km/秒まで下がっています。太陽は無黒点です。
2016/11/10 12:39 太陽風の弱い乱れが到来して、磁気圏の活動を少し高めました。
最新のニュース

2016/11/11 13:39 更新
太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が高まりました。高速太陽風が始まりそうです。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風磁場は強まったまま、
南北成分が北向きから南向きにゆっくりと切り替わり、
深夜には -10nTまで強まりました。
CMEによる磁場のかたまりが流れてきて、
磁場の南北方向がゆっくりと切り替わって行ったようです。

この強い南向きの影響で、磁気圏の活動度も高まり、
AE指数は、1000nTを越える変化に強まっています。
この最も強まった頃のオーロラの様子を、
ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。
現地が暗くなる時刻の関係で、
撮影開始時点でオーロラは既に最も激しい変化をしています。
もう少し前の時間帯から見てみたかったです。

太陽風は、11日2時(世界時10日17時)頃に、
速度が350km/秒から430km/秒へ高まる変化が発生しています。
そして、その後も速度はゆっくりと上昇の傾向を示しています。
太陽風磁場の大まかな方向が切り替わる、
セクター境界がやって来たようです。
また、コロナホールの影響も及び始めているのかもしれません。

27日周期の図を見ると、
前周期は、10月15日から速度が本格的に高まり始めています。
今回もそろそろ高速太陽風に繋がっていきそうです。


太陽は、2607黒点群が西の端に近づいています。
となりの小さい黒点には、番号は付いていません。
また、昨日、東端に見えていた小さい黒点も、
現在は見えなくなっています。



ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時9日16時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。