宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:13)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 9 --- ---
9/ 8 --- ---
9/ 7 --- ---

黒点  9/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
2585 12 βδ ---
2588 4 β ---
2589 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:12 444 +0.9
-2 h 446 +2.0
-4 h 445 -0.7
-6 h 451 -0.8
-8 h 449 -3.9
-10 h - -
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^3
9/ 9 0.4 3x10^4
9/ 8 0.4 5x10^4
9/ 7 0.4 8x10^4
9/ 6 0.4 2x10^5
9/ 5 0.4 1x10^5

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 9/ 4 14:00 650km/秒と高速の太陽風は続いています。磁気圏の活動も活発です。
2016/ 9/ 5 14:59 600km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も高まっています。
2016/ 9/ 6 12:51 太陽風の速度は少し下がりましたが、高速の状態は続いています。
2016/ 9/ 7 13:47 高速の太陽風は続いていますが、ゆっくりと弱まっています。
2016/ 9/ 8 13:54 500km/秒付近の高速太陽風が続いています。カナダのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2016/ 9/ 9 12:13 更新
高速の太陽風は終わりに近づいています。8月の黒点相対数は50.7です。

担当 篠原

WDC-SILSOより、8月の黒点相対数が発表されています。
50.7 と、5月以来の50台に戻っています。

1枚目のグラフを見ると、8月のデータは、
それ以前の変化の線上に戻ったようになっています。
6月に 20.9 へ大きく下がったのは、
一時的な低下だったように見えます。

また、黒点数が 0 になる、無黒点の日は、
8月3日が最後で、その後1か月ほど発生していません。

太陽の黒点の増減の変化は、ゆっくりと進んでいきます。
引き続き、極小へ向かう変化に注目して下さい。



その太陽では、東寄りに新しく現れた黒点に、
2589群と番号が付いています。

西に進んだ2585群では、
Bクラスの小さい変化が頻繁に発生しています。
フレアの規模が大きくなる様子はなく、
このままで推移しそうです。


太陽風は、速度が450km/秒へ下がり、
まだ、やや高速の状態ですが、
速度の高まりは終わりに近づいています。

磁場強度は、4〜5nTで安定しています。
磁場の南北成分は、グラフの前半に南寄りの傾向が見られ、
AE指数は、500nT前後の中規模の変化が発生しています。
グラフの後半からは、やや北寄りになり、
AE指数も同様に変化が小さくなっています。

太陽風が通常の状態に戻るにつれて、
磁気圏も落ち着いていくでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子も、減少が進んでいます。
今日もかろうじて10,000に達していますが、
GOES13(赤線)は、明日は10,000以下に下がりそうです。



太陽黒点相対数の長期変化。8月の黒点数は50.7でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。