宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:22)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/27 --- ---
6/26 --- ---
6/25 --- ---

黒点  6/27 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:18 488 +0.3
-2 h 492 +1.7
-4 h 482 -4.9
-6 h 488 -3.1
-8 h 494 +2.0
-10 h 497 -1.2
-12 h 492 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
6/27 0.3 7x10^3
6/26 0.4 6x10^3
6/25 0.4 2x10^3
6/24 0.3 4x10^2
6/23 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 6/22 14:53 太陽風は低速になり、磁気圏も静穏です。
2016/ 6/23 13:53 太陽は無黒点になりそうです。太陽風磁場が強まっています。
2016/ 6/24 13:22 太陽は無黒点になっています。太陽風は500km/秒の高速風になっています。
2016/ 6/25 11:37 無黒点は続いています。太陽風は高速で、磁気圏もやや活動的です。
2016/ 6/26 12:19 太陽は無黒点です。太陽風の速度は下がり始めています。
最新のニュース

2016/ 6/27 12:22 更新
無黒点は続いています。金星の外合の動画を紹介します。

担当 篠原

6月10日のニュースでお知らせしましたが、
6月7日に、金星が太陽の向こう側を通過する「外合」になりました。
この時の太陽と金星の角度は、
わずか0度0分19秒(Stellariumによる)とたいへん小さく、
記録的な接近だったのではないかと思います。

接近の前後の様子を、
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。
金星の通り道をたどると、
白い丸が示している太陽のほぼ中心を通り抜けています。

現在の金星は、C3の写真の左側半分ほどに進んでいます。
もう一週間ほどで画面から外れてしまいそうです。



太陽は、無黒点が続いています。
東端から明るい領域が近づいてきましたが、
現時点では黒点は見えていません。

X線グラフのBクラスの変化は、
太陽の東側の領域で起きていますが、黒点はありません。


太陽風の速度は、再び500km/秒へ高まりました。
27日周期の図の前周期と同じような推移になっています。
現在は、480km/秒で、これ以上高まる様子は見られません。

磁場強度は、昨夜にかけて7〜8nTに少し高まり、
現在は5nTへ下がっています。
南北成分は、北に振れたり、南に振れたり、
ゆっくりと変化しています。
磁気圏でも活動が続いていて、
AE指数は、300nTから、
一時的に1000nTに達する変化まで発生しています。


SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部に細長いコロナホールが見えています。
27日前には見られなかったコロナホールです。
今後の太陽風の変化も、
27日前と少し変わるかもしれません。




外合により、太陽の向こう側を通り抜ける金星。SOHO衛星LSCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。