宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:47)
昨日、C1.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/10 --- ---
6/ 9 21:27 C1.5
6/ 8 --- ---

黒点  6/10 (NOAA)
磁場 フレア
2552 12 βδ C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:37 344 -1.0
-2 h 348 -0.9
-4 h 351 +0.2
-6 h 356 +0.7
-8 h 351 -0.2
-10 h 360 -0.7
-12 h 365 -1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -8 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
6/10 0.3 4x10^3
6/ 9 0.4 3x10^3
6/ 8 0.4 4x10^3
6/ 7 0.3 4x10^3
6/ 6 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 6/ 5 06:56 太陽に黒点は見られません。太陽風は300km/秒と低速です。
2016/ 6/ 6 12:07 600km/秒に達する高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。
2016/ 6/ 7 11:38 高速太陽風は続いていますが、速度は下がり始めています。太陽は無黒点です。
2016/ 6/ 8 16:19 太陽に5日ぶりに黒点が現れています。高速の太陽風は終わりつつあります。
2016/ 6/ 9 12:26 太陽風は平均的な速度に戻りました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2016/ 6/10 13:47 更新
10日ぶりにC1のフレアが発生しました。太陽風は低速になっています。

担当 篠原

6月7日に、金星が太陽の向こう側を通過する、
外合を迎えました。
今回の外合は、
太陽との角度が0度0分19秒(Stellariumによる)と非常に小さく、
地球と太陽と金星がほぼ一直線に並んだと言えるものでした。

と言っても、太陽の向こう側の金星を見ることはできないので、
SOHO衛星LASCO C2のコロナグラフで、
金星が太陽を右から左に通過する様子を紹介します。

6月5日に太陽を遮る部分に重なって見えなくなり、
昨日、6月9日に、反対側から姿を現しています。

太陽の中心を通り過ぎる金星の姿を想像して下さい。



太陽では、昨夜、9日21時半(世界時9日12時半)にC1.5、
10日0時(世界時9日15時)にC1.1と、
2552黒点群で小規模フレアが発生しています。
C1に達するフレアは、5月30日以来、10日ぶりです。

また、太陽の東端から新しい黒点が顔を出しています。
再び無黒点になる可能性はしばらくなくなりそうです。


太陽風は、ACE衛星のグラフが見にくくなっていますが、
速度は350km/秒と低速になっています。
磁場強度は、4nTで安定しています。

磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は小さい変化が見られる程度です。

SDO衛星AIA193では、
北半球のコロナホールが中央線を通過して、
影響が及び始める目安の位置に近づいています。

27日周期の図を見ると、
前周期は5月15日から次第に速度が高まっています。
今後の太陽風の変化に注目して下さい。



外合により、太陽の向こう側を通り抜ける金星。SOHO衛星LSCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。