宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:53)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/12 --- ---
3/11 --- ---
3/10 --- ---

黒点  3/12 (NOAA)
磁場 フレア
2511 2 α ---
2513 1 α ---
2518 2 α ---
2519 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:48 508 +0.3
-2 h 548 +1.8
-4 h 547 +0.6
-6 h 555 +2.8
-8 h 539 -1.3
-10 h 436 +12.1
-12 h 427 +16.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -13 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
3/12 0.5 5x10^2
3/11 0.3 1x10^4
3/10 0.5 1x10^4
3/ 9 0.6 1x10^4
3/ 8 0.3 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 3/ 7 10:26 太陽風磁場の南向きが強まり、磁気圏の活動を強めています。速度は500km/秒に上がっています。
2016/ 3/ 8 12:29 太陽風の高まりは後半に入っています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 3/ 9 15:31 太陽風は平均的な状態に戻っています。C1の小さいフレアが起きています。
2016/ 3/10 13:01 太陽の東端でC3の小規模フレアが発生しています。太陽は低速になっています。
2016/ 3/11 14:28 太陽風は低速ですが、磁場が南寄りのため磁気圏の活動が続いています。
最新のニュース

2016/ 3/12 12:53 更新
600km/秒に達する高速太陽風が到来しました。磁気圏の活動もやや高まっています。

担当 篠原

太陽風の磁場強度は、
昨日のニュース以降もゆっくりと高まって、
11日21時(世界時11日12時)には、20nTに達しました。

速度も追いかけるようにゆっくりと上昇して、
夜には400km/秒と平均的な速度に達し、
更に、今朝、12日4時(世界時11日19時)には
一気に600km/秒へ上がる変化を起こしています。
20nT前後に高まっていた磁場強度は、ここで大きく下がって、
5nTと平均的な状態に戻っています。

磁気圏への影響度を決める、磁場の南北成分は、
北向きの時間帯が多くなっていますが、
時々南に振れて、オーロラの活動を強めています。
AE指数は、500nTや1000nTの山が、少し間隔をあけて発生しています。

このうち、世界時11日20〜21時のオーロラの様子を、
南極の昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。
4秒間隔の撮影で、とても細かい動きまで見ることができます。
じっくりとご覧下さい。

高速の太陽風は、600km/秒に上がった時がピークだったのか、
現在は500km/秒と少し下がっています。
コロナホールの広がりは小さかったので、
高速風はあまり長く続かないかもしれません。


SDO衛星AIA193の太陽の南半球には、
コロナホールが曲線を描きながら細長く伸びています。
次はこの領域の影響がやって来そうです。
27日周期の図では、2月16日に高速太陽風が始まっています。
コロナホール自体は、前周期よりもやや細くなり、
位置も少し変わっているようです。
前週期と比べると、高速風は変化がいくらか弱まって、
始まりも少し遅くなるかもしれません。


太陽は、フレアの発生はなく穏やかです。



南極の昭和基地で、世界時11日20〜21時に観測されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。