宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:28)
昨日、C1.8の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 7 --- ---
1/ 6 20:30 C1.8
1/ 5 --- ---

黒点  1/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
2476 3 β ---
2477 1 α ---
2480 4 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 569 -0.7
-2 h 554 -4.1
-4 h 568 +2.0
-6 h 553 +1.2
-8 h 548 -1.6
-10 h 536 +1.5
-12 h 549 +3.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -21 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
1/ 7 0.3 5x10^3
1/ 6 0.3 6x10^3
1/ 5 0.4 1x10^4
1/ 4 0.6 9x10^3
1/ 3 4.4 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 1/ 2 11:38 太陽風の乱れは終わり、磁気圏も穏やかになっています。M2.4の中規模フレアが発生しました。
2016/ 1/ 3 11:23 太陽風はやや高まっています。太陽は穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 1/ 4 13:32 太陽風は平均的な状態です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 1/ 5 12:22 太陽風、磁気圏は穏やかですが、明日くらいから高速の太陽風が始まりそうです。
2016/ 1/ 6 13:08 600km/秒の高速太陽風が到来しています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2016/ 1/ 7 12:28 更新
高速の太陽風が続き、磁気圏の活動も高まっています。

担当 篠原

高速の太陽風が続いています。
太陽風の速度は、昨夜、6日21時(世界時6日12時)頃までは、
600km/秒の状態が続き、
その後、550km/秒へ一段下がりましたが、
現在もそのまま高い速度を保っています。

磁場強度は、5〜7nTと少し強めの状態が続いています。
南北成分は、北を向いたり、南を向いたり、
ゆっくりと変化するようになっています。
このため、磁気圏でも、
活動が高まったり、静かになったりしています。
AE指数は、高まると、500〜700nTの中規模の変化が発生しています。

昨日に続いて、ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画を掲載します。
AE指数のグラフの、世界時21時に見られる活動の高まりの様子です。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは西に進み、
地球への影響は次第に弱まるでしょう。
磁場強度が5nTを割って下がると、高速風も後半に入ります。


太陽は、東端から新しい黒点が現れ、
2480群と番号が付けられています。

小さいフレアを頻繁に起こしているようで、
そのひとつは、C1.8とCクラスに達しています。
今後の活動に注目して下さい。


SOHO衛星では、CME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。
右へ噴き出しているCMEは、
太陽の向こう側で発生した現象だと思われます。
噴出は見事ですが、地球への影響はありません。

一方、左へ向かっているCMEについては、
SDO衛星AIA193の動画を見ると、
3か所でフィラメント噴出のような現象が起きています。
一番目立っている現象は、太陽の端に近く、
地球への影響はなさそうですが、
その他の現象については、弱い影響がやって来るかもしれません。
規模は小さいですが、3日後の10日頃でしょうか。



ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時6日20〜22時のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左右で発生したCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。