宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:10)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/17 --- ---
11/16 --- ---
11/15 --- ---

黒点 11/17 (NOAA)
磁場 フレア
2453 4 β ---
2454 5 β ---
2455 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:59 369 -1.4
-2 h 373 -2.6
-4 h 371 +1.7
-6 h 369 -1.3
-8 h 370 -1.4
-10 h 372 -5.0
-12 h 370 -4.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -22 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -26 -/ -
-6 h -29 -/ -
-8 h -33 -/ -
-10 h -36 -/ -
-12 h -38 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
11/17 0.4 3x10^3
11/16 0.4 4x10^3
11/15 0.4 5x10^3
11/14 0.3 7x10^4
11/13 0.4 9x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/11/12 12:19 高速の太陽風は続いていますが、速度は下がり始めています。
2015/11/13 11:43 太陽風は平均的な速さに戻り、CMEによる乱れは特に見られませんでした。
2015/11/14 07:48 太陽風の小規模の高まりが到来しています。太陽は穏やかです。
2015/11/15 11:09 太陽風は平均的な状態に戻っています。太陽は穏やかです。
2015/11/16 10:24 太陽の中央部でフィラメント噴出が発生しました。
最新のニュース

2015/11/17 12:10 更新
フィラメント噴出によるCMEの様子を紹介します。太陽風はやや低速です。

担当 篠原

昨日お知らせしたフィラメント噴出による
CME(太陽ガスの放出現象)の様子を、
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。

噴き出したガスの中心は、太陽から右に向かっています。
しかし、動画の広がりの様子から、
CMEの一部は地球へ向かっている可能性があります。

到来まで3〜4日程度かかると考えると、
変化は、19〜20日頃に始まるかもしれません。
速度の変化は小さいのではないかと思いますが、
磁場の強まりが流れてきて、南向きに大きく振れると、
磁気圏の活動を大きくする可能性があります。
擾乱が到来するかどうか、注目して下さい。


太陽では、フレアの発生はなくとても穏やかです。
X線グラフの強度も、下がった状態が続いています。
黒点も、微かに見えている程度です。


太陽風の速度は、370km/秒に下がって、
低速の風に変わりつつあります。
やや強まっていた磁場強度は、
現在は5nTと平均的な値に戻っています。

磁場の南北成分は、南寄りから、
0nT付近で小さく変化するように変わっています。

AE指数のグラフも、
500nTを超えるくらいの変化が続いていましたが、
後半からは、変化が小さくなっています。


さて、SDO衛星AIA193の太陽写真では、
中央部に広がっていたコロナホールが、
西に移動して、地球へ影響が及び始める位置に近付いています。
こちらの変化が明日くらいから始まるかもしれません。
これにCMEの乱れが重なって、
太陽風の変化が分かりにくくなりそうです。



昨日のフィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。