宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:08)
今日、C6.7の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/18 10:06 C1.3
07:56 C3.9
06:06 C6.7
04:47 C3.3
03:07 C3.2
9/17 18:34 M1.1
14:58 C2.9
11:50 C9.5
10:05 C2.4
04:08 C7.8
00:20 C3.0
9/16 21:33 C1.4
11:01 C3.0

黒点  9/18 (NOAA)
磁場 フレア
2415 30 βγ M1
2418 4 β ---
2419 8 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:57 399 -0.8
-2 h 402 -1.5
-4 h 430 -2.9
-6 h 428 -0.1
-8 h 429 +1.1
-10 h 442 +1.1
-12 h 459 +2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -14 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
9/18 0.3 2x10^4
9/17 0.4 3x10^4
9/16 0.4 2x10^4
9/15 0.4 1x10^4
9/14 0.3 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 9/13 10:32 太陽風の速度は下がりつつあります。磁気圏の活動も落ち着いてきました。
2015/ 9/14 14:27 太陽風は平均的な速さに戻りました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 9/15 12:32 コロナホールの影響で、太陽風の速度が高まっています。
2015/ 9/16 12:31 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も高まっています。
2015/ 9/17 12:11 2415黒点群の活動が高まっています。太陽風はやや高速の状態が続いています。
最新のニュース

2015/ 9/18 12:08 更新
2415黒点群でM1.1のフレアが発生しました。フィンランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

三浦秀夫さんより、
9月12〜14日にフィンランド・サーリセルカで撮影された、
オーロラの写真をいただきました。
太陽風の高まりは終わりに向かっていたものの、
磁場が南寄りに振れて、
磁気圏の活動を活発にしていた頃のオーロラです。

三浦さんは、これまで冬に何度か現地を訪れていたそうですが、
冬道の車の走行で様々なトラブルに遭うことがあり、
秋はその問題がなく、今回、素晴らしいオーロラに出会う事もできて、
寒くない秋のオーロラも最高だったとのことです。

4枚目の写真では、背景に、ぎょしゃ座、ペルセウス座、
プレアデス星団も写っていて、秋を実感させてくれます。
星々とともに輝くオーロラの写真をどうもありがとうございます。



太陽では、2415黒点群の活動が続いています。
昨日のニュース更新時のフレアは、C9.5と、
Mには達しませんでしたが、大きいCクラスのフレアでした。

その後、C4.9、C2.9などの小規模フレアが続き、
17日18時半(世界時17日9時半)に、M1.1と、
Mクラスに達する中規模フレアが発生しました。

2415群では、その後も、C6.7を最大に、
Cクラスのフレアが7回発生していて、
活動的な状態は続いています。
引き続き注目して下さい。


太陽風は、速度が450km/秒から400km/秒に下がり、
平均的な速さに戻りました。
磁場強度も、5nTと平均的な値で安定しています。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
コロナホールが北西部(右上)に達していますが、
今のところ、影響は及んでいません。
このまま静かに推移するのでしょうか。

磁場の南北成分は、0nT付近で変化していて、
磁気圏の活動は小さくなっていましたが、
グラフの最後で磁場が南向きに振れ、
AE指数は600nTほどの変化をしています。


放射線帯の高エネルギー電子は、
高まった状態が続いています。
太陽風が落ち着いてきたので、今後は減少に向かいそうです。



9月12〜14日の滞在中に、フィンランド・サーリセルカで撮影されたオーロラ。
(c) 三浦秀夫氏


9月12〜14日の滞在中に、フィンランド・サーリセルカで撮影されたオーロラ。
(c) 三浦秀夫氏


9月12〜14日の滞在中に、フィンランド・サーリセルカで撮影されたオーロラ。
(c) 三浦秀夫氏


9月12〜14日の滞在中に、フィンランド・サーリセルカで撮影されたオーロラ。
(c) 三浦秀夫氏


9月12〜14日の滞在中に、フィンランド・サーリセルカで撮影されたオーロラ。
(c) 三浦秀夫氏


2415黒点群のフレア活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。