宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:40)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/11 --- ---
9/10 --- ---
9/ 9 --- ---

黒点  9/11 (NOAA)
磁場 フレア
2411 2 α ---
2412 6 β ---
2414 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:37 451 +4.0
-2 h 398 +0.5
-4 h 391 +1.5
-6 h 406 +5.8
-8 h 414 -1.4
-10 h 428 -4.1
-12 h 429 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^2
9/11 0.3 7x10^3
9/10 0.5 6x10^3
9/ 9 0.3 6x10^2
9/ 8 0.3 5x10^3
9/ 7 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 9/ 6 07:48 太陽風は平均的な状態に戻りつつあります。太陽は穏やかです。
2015/ 9/ 7 09:43 太陽風は再びやや高速になっています。太陽は穏やかです。
2015/ 9/ 8 08:00 太陽風の乱れが到来して、オーロラの活動が激しくなっています。8月の黒点数は64.6でした。
2015/ 9/ 9 10:07 太陽風の磁場が北向きに変わり、磁気圏は穏やかになりました。
2015/ 9/10 10:04 太陽風磁場が南向きに強まり、激しい磁気圏の活動が発生しました。
最新のニュース

2015/ 9/11 10:40 更新
磁気圏の活動は穏やかになっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、
昨日のニュースで紹介した、
世界時9日に発生したオーロラの写真をいただきました。

1枚目は、世界時9日10時12分(現地9日22時12分)、
2枚目は、世界時9日12時39分(現地10日0時12分)と、
太陽風の磁場が-10nT近くまで南向きに強まり、
AE指数が1000nTを超える変化をしていた頃のオーロラです。

米戸さんによると、
オーロラと天の川、そして周囲の景色も写り込ませて撮影したそうです。
1枚目の写真は、左右の最上段に紫色のオーロラも写って、
下から上へ、3色オーロラの姿になったそうです。
2枚目のオーロラはものすごい明るさだったそうで、
普段は星明かりだけで、隣の人の顔までは見えない場所なのに、
このオーロラの時は、顔も良く見える状態だったそうです。

この場に立ちたかったと感じてしまう、美しい光景です。
素晴らしい写真をどうもありがとうございます。



昨日のニュース以降、太陽風磁場の南北成分は、
比較的北寄りの傾向に変わっています。
このため、磁気圏は穏やかな時間帯が長くなり、
11日2〜5時(世界時10日17〜20時)頃に、
AE指数は500〜1000nTの中規模の変化をしていますが、
その他は小さい変化が見られる程度に留まっています。

太陽風の速度は、400km/秒前後で安定し、
磁場強度も、7nTとやや強まったくらいで安定していましたが、
今日に入った頃から、磁場強度が10ntを超えて変化するようになり、
今朝、11日9時(世界時11日0時)には、
速度も450km/秒へ少し高まっています。

コロナホールによる太陽風の高まりが、
始まっているのかもしれません。
この後の、太陽風の変化に注目して下さい。


太陽は、特にフレアの発生はなく、穏やかです。




今日はタイの最終日です。
こちらは蒸し暑いですが、引率をしながら楽しんでいます。
深夜の飛行機で福岡へ帰ります。




ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時9日10時12分(現地9日22時12分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時9日12時39分(現地10日0時12分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。