宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:04)
今日、C3.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/17 10:09 C2.6
04:05 C3.3
4/16 20:06 C2.3
18:00 C5.8
14:33 C2.0
05:12 C7.9
4/15 --- ---

黒点  4/17 (NOAA)
磁場 フレア
2321 16 βγ C8
2322 2 β ---
2324 6 βγ C6
2325 4 β C3
2326 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 702 -3.1
-2 h 636 -0.7
-4 h 676 -1.6
-6 h 651 -3.8
-8 h 614 -3.2
-10 h 626 -4.4
-12 h 605 -2.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -38 -/ -
-2 h -38 -/ -
-4 h -40 -/ -
-6 h -45 -/ -
-8 h -41 -/ -
-10 h -31 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
4/17 0.2 1x10^4
4/16 0.3 2x10^3
4/15 0.4 6x10^1
4/14 0.4 7x10^1
4/13 0.4 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 4/12 11:51 太陽風磁場の強まりは終わり、磁気圏も静穏になりました。
2015/ 4/13 11:43 2321黒点群でM1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2015/ 4/14 12:06 太陽の東端から新しい黒点が現れています。太陽風はかなり低速です。
2015/ 4/15 11:59 太陽風の磁場が強まり、磁気圏の活動をやや高めています。
2015/ 4/16 13:22 600km/秒に達する高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も高まっています。
最新のニュース

2015/ 4/17 13:04 更新
太陽風の速度は700km/秒に上がり、磁気圏の活動も活発です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランドの米戸 実さんより、
現地15日から16日の夜のオーロラ写真をいただきました。
撮影は、世界時15日13時45分とのことで、
昨日のニュースで、太陽風の速度が600km/秒へ高まり、
磁場が南向きに -10nT と大きく振れていた頃のオーロラです。

磁気圏の活動が強まって、
オーロラの領域が低緯度側に広がっていったのです。
低い所の緑色から高い所の赤色まで縦の変化がとても良く見えています。
赤いオーロラのすぐ上には、大小のマゼラン雲も見えています。
湖面に映るオーロラの色もとても美しいですね。

クイーンズタウンでは、4月中旬に積雪があったそうで、
米戸さんによると、この時期の積雪は、
過去30年間なかったことだそうです。
オーロラを撮影した夜も、氷点下の冷え込みだったそうです。
素晴らしい発色の写真をどうもありがとうございます。



太陽風は、昨日の午後に再び速度が高まって、
600klm/秒台の高速風に戻りました。
更に、今朝になるともう一段高まって、
現在は700km/秒とかなり高い速度になっています。

磁場強度も、昨日の10nTからは少し下がりましたが、
5nTから8nTの間で変化していて、やや強い状態を保っています。

磁場の南北成分は、比較的南寄りに推移しています。
速度が高まっていることもあり、
磁気圏の活動は活発に続いて、
AE指数は、1000nTを前後する大きな変化が連続しています。

27日周期の図では、
前周期も3月17日から高速の太陽風が続いています。
ただし、この時はCMEによる太陽風の強まりから変化が始まって、
途中からコロナホールの影響に変わっていました。
今回の変化から、その様子も想像することができそうです。

一方、前周期は3月25日まで500km/秒を越える高速風が続いています。
今回はどこまで継続するでしょうか。


太陽は、2321黒点群で、C2.0、C2.3、C2.0、C1.8、
2324群で、C5.7、C1.4、
そして、2325黒点群で、C3.3、C2.6と、
小規模フレアがにぎやかに発生しています。

また、東端から新しい黒点が顔を出しています。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時15日13時45分に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。