宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:00)
一昨日、M5.7の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/19 --- ---
11/18 --- ---
11/17 17:52 C6.5
07:01 C2.4
02:33 M5.7
01:39 C3.9

黒点 11/19 (NOAA)
磁場 フレア
2208 2 β ---
2209 26 βγδ M6
2213 6 β ---
2214 6 β ---
2215 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 433 +2.9
-2 h 420 -1.5
-4 h 419 -4.6
-6 h 428 +2.5
-8 h 428 +2.5
-10 h 439 -2.4
-12 h 448 -1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -8 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
11/19 0.5 5x10^3
11/18 0.4 1x10^4
11/17 0.3 9x10^3
11/16 0.3 2x10^3
11/15 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/11/14 13:04 2209黒点群は更に広がりを見せています。太陽風はやや高速です。
2014/11/15 12:01 2209黒点群の全体が見えています。太陽風は600km/秒近い高速風です。
2014/11/16 10:49 2209黒点群で中規模フレアが発生しました。高速の太陽風が続いています。
2014/11/17 11:56 M5.7の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は下がり始めています。
2014/11/18 11:55 2209群のフレア活動は弱まっています。太陽風はやや高速です。
最新のニュース

2014/11/19 12:00 更新
2209黒点群は穏やかになっています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ロシア、ムルマンスクの福島さんより、
オーロラの写真が届きました。
福島さんによると、今期はオーロラの出現回数が多く、
撮影家たちはうれしい悲鳴を上げているそうです。
福島さんも写真の収集・掲載で大忙しとのことで、
リンク先のブログページでたくさんの写真を見ることができます。

今回は、11月前半のオーロラ写真を3枚掲載します。
1枚目は飛行機の中からの撮影で、中央の山はヒビノ山脈だそうです。
少し宇宙に近づいた印象の写真ですね。
2枚目は、雪の積もった木立の中からのオーロラで、
冬らしい素敵な一枚です。
3枚目は、現地18日とのことで撮影されたばかりです。
オーロラが見事な渦を巻いています。

眺めていて気持ちの良くなるきれいな写真たちを
どうもありがとうございます。

22日(土)の新月を前に、夜空は暗く、好条件になっています。
各地のライブカメラでリアルタイムのオーロラをお楽しみ下さい。



現在の太陽風は、速度は430km/秒に下がり、
平均的な状態に戻っています。
磁場強度も、5〜6nTと平均的な値です。

磁場の南北成分は南寄りに振れていて、
AE指数は500nT前後の変化が発生し、
ある程度活動的になっています。


27日周期の図の前周期の太陽風は、
南寄りの磁場変化が続いて、
磁気圏も活動的な状態が一週間ほど続きました。

今回も同様の変化が見られた場合、
来週前半にかけてオーロラの活動が続く可能性があります。
太陽風の強まりは終わりましたが、
引き続き注目して下さい。


太陽は、2209黒点群の様子はあまり変わっていませんが、
フレアの発生はほとんどなくなり、
昨日の午後にC1.8と小さいCクラスフレアが発生した程度です。
2209群の活発な活動もここまでかもしれません。



11月7日にムルマンスクからモスクワへ向かう飛行機の中で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、コロートキィ・スタス氏


11月15日にムルマンスク州セヴェロモルスク市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、トリフォノワ・リュボーフィ氏


11月18日にムルマンスク州モンチェゴルスク市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、マトヴェーエフ・イーゴリ氏


2209黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。