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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/10/ 7 11:50 太陽風は平均的な速度です。太陽も穏やかです。9月の黒点数は87.6でした。
2014/10/ 8 11:12 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。
2014/10/ 9 12:55 太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動を高めています。M1のフレアが2回起きました。
2014/10/10 13:00 2182黒点群でフレアの発生が続きました。太陽風磁場の影響で磁気圏活動はやや高まっています。
2014/10/11 12:00 太陽風は低速です。磁気圏の弱い活動が続いています。
最新のニュース

2014/10/12 12:00 更新
太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。皆既月食の写真をどうぞ。

担当 篠原

10月8日の皆既月食の夜は、
鹿児島は晴天で、
始まりから終わりまでじっくり見ることができました。

残念ながら学校の関係で、
始まりには少し出遅れてしまったのですが、
月食の全体を写真に撮ることができたので、
繋げて動画にしました。

皆既中の赤い色の移り変わりがとてもきれいで、
写真では残念ながら表現しきれないのですが、
雰囲気だけでもご覧下さい。

欠け始めの月が少しゆがんで、色も黄色いのは、
鹿児島ではまだ月の高度が低く、
大気の影響を強く受けていたためです。

また、今回の月食では、
月のすぐ近くに天王星が見えていました。
皆既中は双眼鏡でもすぐ見つけられ、
写真にも撮ることができたので紹介します。

また半年後の4月4日に皆既月食が見られます。
どうぞお楽しみに。




太陽は、東端から2187黒点群が現れました。
現れてすぐの、今朝、12日9時(世界時12日0時)頃に、
C1程度の小さいフレアを起こしました。

大きな黒点ではありませんが、
活動の様子など、この後の変化に注目して下さい。


太陽風は、速度は350km/秒と低速の状態が続いていますが、
磁場強度が一時的に10nTに高まる変化が起きています。

最も強まっていたのは、
昨夜、11日18時(世界時11日9時)から
12日0時(世界時11日15時)にかけてで、
その頃に、磁場の南北成分は
-7nTくらいの南向きに振れています。

磁気圏の活動もこの頃にある程度強まり、
AE指数は500nTの中規模の変化が起きています。

今朝くらいから磁場強度は次第に弱まり、
現在は2nTとむしろ弱くなっています。
磁場の南北成分は北向きに振れていて、
AE指数の変化は現在は見られなくなっています。

太陽風は、基本的には低速の穏やかな状態が続きそうです。




鹿児島は台風の影響がかなり強まってきました。
昨日はまだ風だけだったのですが、
今日は雨も降り始め、風雨ともに更に強まっています。

本当に近づくのははまだこれからなので、
明日まで注意しなければと思っています。



10月8日の皆既月食の様子。
(c) 篠原 学


月食中の月のすぐ近くに天王星が見えました。19:10に撮影。
(c) 篠原 学


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。