宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:27)
今日、C9.7の小規模フレアが発生しました。
また、M3.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/12 06:39 C6.9
04:15 C8.0
01:19 C9.7
00:18 C4.8
3/11 23:11 C3.3
20:56 M1.7
19:07 C6.7
16:49 C3.8
12:35 M3.5
07:45 M1.4
05:21 C2.9
03:08 C5.6
00:21 M1.7
3/10 22:41 C2.8
20:29 C6.0
19:32 C6.1
16:30 C3.4
12:50 M1.0
10:43 C3.7
09:18 M1.2
08:46 C2.7
07:33 C5.2
05:12 M1.0
03:51 C2.6
02:10 C3.3

黒点  3/12 (NOAA)
磁場 フレア
1996 17 βγ M4
1998 4 β ---
2002 27 βγδ M2
2003 9 β ---
2004 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 291 -1.8
-2 h 306 -2.9
-4 h 302 -3.0
-6 h 311 +1.3
-8 h 310 -2.0
-10 h 319 -2.0
-12 h 305 -3.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -12 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^1
3/12 0.3 8x10^1
3/11 0.3 9x10^1
3/10 0.5 3x10^2
3/ 9 0.5 2x10^2
3/ 8 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 3/ 7 10:02 太陽風、太陽は比較的穏やかです。カナダのオーロラと大火球写真をどうぞ。
2014/ 3/ 8 14:29 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかです。
2014/ 3/ 9 13:29 太陽風は次第に低速になり、磁気圏も穏やかです。
2014/ 3/10 15:01 太陽でMクラスのフレアが4回発生しています。太陽風は低速です。
2014/ 3/11 13:04 Mクラスを含むフレアの発生が活発に続いています。太陽風は低速で穏やかです。
最新のニュース

2014/ 3/12 12:27 更新
太陽のフレアの発生は続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

新宅宏章さんより、3月4〜6日にカナダのイエローナイフで撮影された
オーロラの写真をいただきました。
撮影後すぐに送って下さっていたのですが、
種子島へ行っていたため、掲載が今日に遅れてしまいました。

1枚目は、3月7日のニュースで紹介した大流星が写っています。
明るさや色合いの変化がそっくりです。
先日の高坂さんは、流星を横から見ていますが、
新宅さんは進行方向から撮っていた様です。
一瞬のできごとを2つの場所から同時に捉えていて、
見比べると一段とすごさを感じます。

2枚目は3月6日、3枚目は5日のオーロラです。
新宅さんによると、どちらのオーロラも出現時間は短かったものの、
そこそこの動きを見せてくれたそうです。

オーロラの躍動する姿が見事ですね。
明日も、新宅さんの続きの写真を紹介する予定です。



太陽風は、速度が300km/秒に下がって、
かなり遅くなっています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、-2nTと振幅は小さいですが、
南寄りに振れるようになっています。

このため、AE指数も小さい変化が発生していて、
グラフの後半は100〜200nTの弱い変化が続いています。

太陽風は、しばらく穏やかな状態が続きそうです。


太陽では、フレアの発生が続いています。
昨日のニュースの頃に、1996黒点群でM3.5の中規模フレアが発生し、
その後、南西の端(右下)で、C6.7、M1.7のフレア、
南東(左下)の2002黒点群でC9.7、再び1196群でC6.9と、
Mクラスから大きめのCクラスにかけて、
太陽のあちこちでフレアが発生しています。

その様子を、GOES衛星のX線カメラの動画でご覧下さい。
上記以外にもあちこちで小さい輝きが起きています。

西端で見られた活動は、今後は見えなくなり、
1996群もやがて没します。
今後は2002群中心の活動になりそうです。



新宅宏章さんにより、カナダ・イエローナイフで世界時3月6日9時10分過ぎに撮影された大流星とオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


新宅宏章さんにより、カナダ・イエローナイフで世界時3月6日6時50分頃に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


新宅宏章さんにより、カナダ・イエローナイフで世界時3月5日7時45分頃に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


GOES15衛星のX線カメラによる、1日間の太陽のフレアの様子。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。