宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:41)
今日、M2.3の中規模フレアが発生しました。
また、X2.1の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/26 05:54 M1.9
04:03 M2.3
02:01 M1.3
10/25 23:52 X2.1
23:30 C7.9
22:30 C2.3
18:44 M1.0
16:45 X1.7
15:48 C2.9
15:09 C3.4
11:28 M2.9
08:18 C2.1
07:04 C5.7
06:09 C3.3
04:23 C2.4
02:59 C2.2
10/24 23:00 C2.4
21:59 C2.2
19:29 M3.5
18:41 M2.5
14:50 C9.4
14:22 C3.0
13:52 C3.4
12:37 C3.1
09:21 M9.3
08:58 M3.1
08:26 M1.4
07:17 C8.7
06:58 C4.1
05:24 M2.7
04:26 C2.2
01:58 C3.6

黒点 10/25 (NOAA)
磁場 フレア
1872 2 β ---
1875 50 βγδ M4
1877 19 βγ M9
1879 11 β ---
1881 4 β ---
1882 2 β X2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:36 311 -0.9
-2 h 319 -1.1
-4 h 333 +0.6
-6 h 333 +0.3
-8 h 330 +0.4
-10 h 342 -0.0
-12 h 339 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:30 -11 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
10/26 0.5 1x10^3
10/25 0.3 1x10^3
10/24 0.5 2x10^3
10/23 0.8 3x10^3
10/22 0.3 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/21 11:43 太陽はCクラスのフレアが数回発生しています。太陽風はかなり低速です。
2013/10/22 14:19 太陽でM1.0のフレアが発生しました。またフィラメントの噴出も発生しています。
2013/10/23 16:39 Mクラスのフレアが2回発生しました。太陽風はやや低速です。
2013/10/24 13:24 M9.3を最大に、Mクラスフレアが4回発生しました。
2013/10/25 11:44 中小規模のフレアが続いています。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2013/10/26 07:41 更新
東端の黒点群で、Xクラスのフレアが2回発生しました。

担当 篠原

昨日、太陽の東端から姿を現した1882黒点群は、
とても活動的な黒点群でした。
昨日の夕方、25日17時(世界時25日8時)にX1.7、
深夜、26日0時(世界時25日15時)にX2.1と、
Xクラスの大規模フレアを2回起こしました。
その様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

このフレアに伴って、CMEも発生しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画を見ると、
2回目のフレアの時により大規模にCMEが噴出していて、
しかも、太陽を包む様に広がるハロー型になっていることから、
地球方向にも太陽風の擾乱が向かっている様です。

1882黒点群は、その後もM1.3、M2.3、M1.9と
中規模フレアを次々と起こしています。
今後の活動に注意して下さい。


太陽風は、昨日から340km/秒程度の状態が続いていましたが、
今朝になってもう一段下がり、310km/秒と更に遅くなっています。
磁場強度は、5nTから3nTに下がって、こちらも弱まっています。
太陽風はとても穏やかです。

磁気圏も静かで、AE指数は全く変化していません。

XクラスのフレアによるCMEの乱れは、
2〜3日程度で地球にやって来るのではないかと思います。
強い磁場の乱れが運ばれてきて、大きく南向きに振れると、
激しいオーロラの活動も発生するでしょう。
今後の変化に注目してください。




SDO衛星AIA131による、東端の1882黒点群で発生したX1.7、X2.1の大規模フレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Xクラスのフレアに伴って発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。