宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:18)
昨日、M2.8の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/10 --- ---
10/ 9 10:22 M2.8
10/ 8 00:34 C2.3

黒点 10/10 (NOAA)
磁場 フレア
1856 8 β C2
1857 1 α ---
1861 8 β ---
1862 3 β ---
1863 2 α ---
1864 2 α ---
1865 5 βδ M3
1866 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:07 476 +0.1
-2 h 457 -1.8
-4 h 483 +3.4
-6 h 532 +5.5
-8 h 540 +3.5
-10 h 560 +2.4
-12 h 573 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 10 -/ -
-2 h 24 -/ -
-4 h 23 -/ -
-6 h 20 -/ -
-8 h 34 -/ -
-10 h 32 -/ -
-12 h 33 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
10/10 0.2 3x10^2
10/ 9 0.4 1x10^3
10/ 8 0.4 7x10^2
10/ 7 0.7 1x10^3
10/ 6 0.6 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/ 5 12:32 太陽風は350km/秒の低速風に戻りました。太陽も静穏です。
2013/10/ 6 11:21 太陽風は、310km/秒と更に遅くなっています。太陽も穏やかです。
2013/10/ 7 12:00 太陽風は300km/秒台前半の低速風が続いています。太陽では小さいフレアが増えています。
2013/10/ 8 12:06 C6.2の小規模フレアが発生しました。太陽風は300km/秒の低速風です。
2013/10/ 9 15:11 太陽風の乱れが到来して、600km/秒台の高速風になっています。M2.8のフレアが発生しました。
最新のニュース

2013/10/10 10:18 更新
太陽風の速度は470km/秒に下がり、太陽風の乱れは終わりつつあります。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日のニュースの頃を最高に、
その後は低下が続いています。
現在は470km/秒と既に500km/秒台を割り、
高速風は終わりつつあります。

一方、太陽風の磁場強度はまだ高まったままで、
現在も10nTと高い値が続いています。
南北成分は、0nTを挟んで南北に小幅の変化をしています。

磁気圏の活動も次第に規模が下がっていて、
AE指数のグラフの前半は1000nTと大きく変化していますが、
後半は静かになっています。

太陽風の乱れは、今日いっぱいくらいで落ち着きそうです。


太陽では、昨日のM2.8以降は目立ったフレアはなく、
落ち着いています。

黒点は、南東(左下)の1865黒点群の磁場構造が複雑になっていて、
フレアの発生に注意が必要です。

昨日お知らせできなかったのですが、
8日から9日にかけて、
太陽の北東側で大規模なフィラメントの噴出が発生しました。
その様子をSDO衛星AIA304の動画で紹介します。

初めに東端のフィラメントが噴き上がり、
続いて、右隣のフィラメントが噴き出します。
変化が繋がっていく様子など、興味深いです。

この噴出によってCMEも発生しています。
後半の噴出の影響が地球にも到来するかもしれません。



SDO衛星AIA304による、8日から9日にかけて発生したフィラメント噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。