宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:39)
昨日、C2.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/17 --- ---
7/16 19:08 C1.9
10:00 C2.1
7/15 19:50 C3.6
12:18 C3.0
01:51 C1.8

黒点  7/17 (NOAA)
磁場 フレア
1791 14 βδ C4
1793 14 βγ C2
1794 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 359 -1.1
-2 h 354 +0.8
-4 h 352 +2.5
-6 h 356 +2.3
-8 h 352 +1.1
-10 h 350 -2.4
-12 h 353 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -16 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -28 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -32 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^3
7/17 0.3 5x10^3
7/16 0.4 3x10^3
7/15 0.3 8x10^3
7/14 0.4 3x10^4
7/13 0.2 7x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
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Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 7/12 12:03 太陽風磁場の南向きは続き、磁気圏の活動も高まっていました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2013/ 7/13 09:02 太陽風の弱い擾乱が来ましたが、磁気圏は穏やかです。10日のカナダのオーロラをどうぞ。
2013/ 7/14 10:43 太陽風磁場が大きく強まりましたが、北向きに振れたため磁気圏への影響は限定的です。
2013/ 7/15 12:44 太陽風磁場の南向きが強まり、磁気圏活動も活発になりました。擾乱は終わりつつあります。
2013/ 7/16 12:25 太陽風磁場の南向きは終わり、磁気圏も静かになりました。飛行機から撮影されたオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2013/ 7/17 12:39 更新
コロナホールによる太陽風の乱れが近づいています。

担当 篠原

16日11時(世界時16日2時)頃、太陽の中央から少し東(左)の領域で、
小規模の爆発現象が発生しています。
SDO衛星AIA193の動画を掲載します。
比較的広い範囲に、急にコロナの乱れが広がっています。

この現象に伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画を見ると、
太陽の下半分に広がるように、淡いガスの噴き出しが起きています。
(この動画では太陽の右上にもガスのかたまりが噴き出していますが、
これは別の現象によるものです)

この変動は太陽の中心付近で起きているので、
CMEの影響は地球方向にも噴き出している可能性があります。
地球まで3〜4日程度かかると見積もると、
19〜20日くらいに太陽風の乱れとして到来するかもしれません。
強い磁場のかたまりがやって来て、南向きに大きく振れた場合、
磁気圏の活発な活動を起こす可能性があります。

太陽では、この他にはC1〜2程度の小さなフレアが発生した程度です。
黒点はぽつぽつとありますが、それほど活動的ではありません。


太陽風は、速度は350km/秒に下がり、
より低速の風になっています。
磁場強度は4nTで安定しています。

磁場の南北成分は、0nTをはさんで
南に向いたり、北に向いたりしています。
このため、AE指数では弱い変化が時間をおいて発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
北半球に広がるコロナホールは、太陽の中心線をまたぐ所まで来ています。
現在、ここから吹きだしている速度の高い太陽風が
地球に向かっていると思われます。
この後の太陽風の変化に注目して下さい。



太陽の中心付近で小規模の爆発現象が発生しました。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


上の現象に伴って、CMEが噴き出しました。太陽の下側に広がっています。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。