宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:01)
今日、C7.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 3 08:45 C7.2
02:45 C7.1
7/ 2 00:10 C1.8
7/ 1 01:44 C2.0
01:16 C1.3
00:12 C2.7

黒点  7/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1777 1 α ---
1780 2 α C3
1781 12 β ---
1783 1 α ---
1784 5 β ---
1785 8 β C7
1786 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 377 +0.8
-2 h 386 +0.6
-4 h 416 +0.6
-6 h 403 -0.2
-8 h 414 +0.8
-10 h 428 -0.4
-12 h 418 -0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -21 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^3
7/ 3 0.4 8x10^3
7/ 2 0.3 2x10^4
7/ 1 0.3 9x10^3
6/30 0.4 3x10^3
6/29 0.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 6/28 10:25 太陽風の弱い乱れが到来しました。高速風の到来はこれからです。
2013/ 6/29 10:59 太陽風の磁場が大きく南向きに振れ、磁気圏の擾乱が大きくなっています。
2013/ 6/30 10:37 太陽風磁場の強い南向きは終わりました。その後、速度が少し上がっています。
2013/ 7/ 1 11:32 太陽風の速度が500km/秒台に上がっています。C1〜2の小さいフレアが続いています。
2013/ 7/ 2 12:20 ニュージーランドのオーロラ写真をご覧ください。6月の黒点数は53でした。
最新のニュース

2013/ 7/ 3 12:01 更新
C7の小規模フレアが2回発生しました。太陽風はやや低速で穏やかです。

担当 篠原

昨日、太陽の東端から姿を現した1785黒点群は、
さらにその続きがあり、今日は一段と大きな姿を見せています。
SDO衛星の可視光カメラによる拡大写真を掲載します。

そして、この1785黒点群で、
今日の未明、3日3時(世界時2日18時)にC7.1、
今朝、3日9時(世界時3日0時)にC7.2と、
大きめのCクラスフレアが連続で発生しています。

この後も活動的な状態が続く可能性があります。
引き続き注目して下さい。

また、昨日の朝の現象ですが、
太陽の東端でフィラメント噴出が発生していました。
SDO衛星AIA304による噴き上がりの様子と、
その後のCMEをSOHO衛星LASCO C3の動画でご覧ください。

巨大なプラズマのアーチが豪快に太陽の左に飛び出しています。
地球からは横方向に噴出しているので、影響はないでしょう。


太陽風は、昨日のニュース以降もゆっくりと速度が下がり、
現在は380km/秒とやや低速の状態になっています。

磁場強度は3nTと弱めです。
南北成分は0nTをはさんで、南北に振れていますが、
元々の強度が弱いため、振れ幅は小さく、
+2nTと-2nTの間を変化している程度です。

このため、磁気圏の活動は起きているものの小規模で、
AE指数は200nTの小さい変化をしています。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
太陽の北半球の高緯度域に大きなコロナホールが広がっています。
緯度が高いので、地球への影響は及びにくいと思われますが、
今後の太陽風はどうなるでしょうか。


放射線帯の高エネルギー電子は、高い状態が続いていますが、
10,000のラインは割っています。




SDO衛星の可視光写真による、東の端に大きな姿を現した1785黒点群。
(c) SDO (NASA)


GOES-15衛星のX線カメラによるC7.1とC7.2フレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


昨日の朝、太陽の東端からフィラメント噴出が発生し、CMEが飛び出しています。
(c) SDO (NASA)、SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。