宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:29)
今日、C5.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/30 10:52 C2.2
06:55 C3.9
05:20 C5.9
04:26 C4.0
4/29 14:37 C3.0
14:01 C3.3
12:07 C3.0
11:22 C2.9
08:26 C3.1
05:10 C4.4
03:00 C3.6
01:43 C1.8
00:36 C3.7
4/28 23:52 C1.9
15:05 C2.1

黒点  4/30 (NOAA)
磁場 フレア
1728 1 α ---
1730 19 βγδ C6
1731 31 βγ C4
1732 5 β C3
1733 2 β C4
1734 4 β ---
1735 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:17 353 -1.4
-2 h 353 -2.1
-4 h 357 -0.9
-6 h 362 -0.9
-8 h 371 +0.3
-10 h 391 +0.1
-12 h 391 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -19 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -22 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
4/30 0.4 5x10^3
4/29 0.4 5x10^3
4/28 0.3 8x10^3
4/27 0.3 5x10^3
4/26 0.9 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 4/25 12:42 太陽風磁場が20nTに強まりました。速度も400km/秒台と平均レベルに戻っています。
2013/ 4/26 12:32 1726黒点群でC5のフレアが3回発生しました。太陽風は500km/秒台の高速風になっています。
2013/ 4/27 11:01 太陽の中央で巨大なフィラメント噴出が発生しています。高速の太陽風が続いています。
2013/ 4/28 11:01 昨日のフィラメント噴出によりCMEが発生しています。高速の太陽風は終わりました。
2013/ 4/29 12:03 1731黒点群でCフレアが頻発しています。太陽風は平均的な速度です。
最新のニュース

2013/ 4/30 11:29 更新
Cクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速です。これから太陽風に乱れが発生しそうです。

担当 篠原

太陽の南東の端から1734黒点群が大きな姿を現しました。
また、隣りの1732群も発達して姿が大きくなっています。
太陽中央の1731群や1730群も大きさを保っており、
太陽は全体が黒点でにぎやかになっています。
今日の鹿児島は雨で、太陽を直接見ることができないのが残念です。

フレアの発生も増えています。
1730群のC5.9を最大に、1733群でC4.0、1731群でC3.9、
1732群でC3.3などそれぞれがCクラスのフレアを起こしていて、
南東の端の1734群のフレアも記録に含まれているようです。

この後も、CクラスやMクラスのフレアが続きそうです。


太陽風は、昨夜くらいから速度の低下が始まって、
現在は350km/秒へ下がっています。
磁場強度は4nTとやや弱めで安定しています。

27日周期の図の前周期と同様に、太陽風は低速風に変わりました。
前周期のままだと、これから1週間くらいは低速風が続きそうです。

一方、27日、28日にお知らせしたCMEによる太陽風の乱れが、
今日から明日くらいに地球に到来しそうです。
NOAA/SWPCの予報では、今日30日17時(世界時30日8時)頃に地球に達しています。
速度の変化は小幅だと思いますが、
磁場が強まって、南向きに大きく振れた場合、
磁気嵐などの活発な磁気圏活動をもたらす可能性があります。

また、SDO衛星AIA193では、太陽の北半球側にコロナホールがあります。
この影響が、明日、明後日くらいにいくらか現れるかもしれません。


現在の磁気圏は概ね静穏です。
AE指数は、小さな変動が発生してる程度です。




SDO衛星の可視光写真による、中央付近の1731黒点群と、南東端の1732黒点群、1734黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。