宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:01)
昨日、C7.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/18 --- ---
10/17 23:26 C2.0
16:52 C7.4
01:11 C3.3
10/16 15:46 C1.8
00:10 C3.0

黒点 10/18 (NOAA)
磁場 フレア
1586 1 α ---
1589 14 β C3
1590 3 β ---
1591 6 β C2
1593 1 α ---
1594 4 β C1
1595 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:55 499 +3.5
-2 h 477 -0.9
-4 h 454 -3.8
-6 h 423 +5.0
-8 h 425 +4.7
-10 h 397 +0.6
-12 h 437 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -22 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^4
10/18 0.3 2x10^4
10/17 0.3 2x10^4
10/16 0.4 2x10^4
10/15 0.3 1x10^4
10/14 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/10/13 14:05 太陽風の磁場が南向きに大きく振れています。磁気圏の活動が強まりつつあります。
2012/10/14 10:52 太陽風磁場が南向きに強まり、活発な磁気圏活動が発生しました。
2012/10/15 12:32 高速太陽風が続いています。磁気圏でも活発にオーロラが発生しています。
2012/10/16 09:10 太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽の東側から上がってきた黒点で、C4フレアが発生しています。
2012/10/17 12:17 太陽風の速度が再び高速になりました。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2012/10/18 11:01 更新
太陽風は500km/秒と高速の状態です。太陽の東端から新しい黒点が現われました。

担当 篠原

太陽風は、昨夜にかけて一旦400km/秒近くまで速度が下がりましたが、
その後、再び上昇を始め、現在は500km/秒と高速状態に戻っています。

この速度の変化は、前周期にも見られました(27日周期の図9月20〜21日)。
その特徴が残っていたのでしょうか。

磁場強度は、5〜10nTとやや強めの値が続いています。
南北成分は、0nTをはさんで、南北両方に振れています。

大きくはありませんが、磁気圏でも活動が続いていて、
AE指数には、300〜500nTの小規模の変化が度々発生しています。

このAE指数の図の最後の山に相当する時間帯の
ノルウェー・トロムソのオーロラを全天カメラの動画で紹介します。
真っ黒な夜空にオーロラの筋が現れ、
やがて激しいオーロラ爆発につながっていきます。


前周期の高速太陽風は、2〜3日で終わりました。
そう考えると、今回の高速風も、今日、明日くらいまでではないかと思います。

SDO衛星AIA193を見ると、特にコロナホールは見られません。
太陽風はやがて速度が下がって、その後は穏やかな風がしばらく続きそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
今日もGOESの両衛星で10,000に達しています。
この後、太陽風が落ち着くと、
高エネルギー電子はゆっくりと減少してくことになるでしょう。


太陽では、昨夕、17日17時(世界時17日8時)に、
東の端でC7.4と大きめのCクラスフレアが発生しています。
太陽の向こう側の現象なので、
実際にはこれよりも大きな規模のフレアだったと思われます。

掲載の可視光写真を見ると、ここから新しい黒点が顔を出しています。
この領域の今後の活動に注目してください。



ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。